トラフィックとは

トラフィックとは、日本語で交通量を表す言葉。

主に現代ではネット分野で多く使われる言葉です。トラフィックを簡単に説明すると、テキストや画像動画、その他コンテンツが一定時間内に送受信されるデータ量そのものをいいます。

トラフィックが重要視されるのは、主にSEOの分野。トラフィックが増大すれば、検索順位にも良い影響を与えるからです。近年ではスマートフォン利用者の普及により、スマートフォン通信のトラフィック内容が注目されつつあります。

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トラフィックとアクセス数は違うのか

トラフィックと近藤されがちな言葉に、「アクセス数」「PV数」があります。

トラフィックが上がるということは、サイトをたくさんみられているということで、つまりサイトのPV数が上がるということです。

ということは、トラフィック数=アクセス数と思ってしまいますが?

厳密に言うとアクセスとは違う

実際、アクセス数とトラフィック量はとても似ているし、「サイトに訪問している人の数」という観点で考えると同じものです。

しかし思い出してほしいのが、トラフィックという言葉が持つ本来の意味。トラフィックは、交通の量、乗車数などを指す言葉です。サイトをみられた数だけでなく、サイトに訪れた人の行動などを含めて、「トラフィック」が語られるのです。

一定時間内に通信されたデータ量

ネットワーク用語で厳密にトラフィックを語るなら、「一定時間内に通信されたデータ量」となります。

サイト目線まで話を絞れば、「サイト内で行った通信量」がトラフィックです。サイト内で多く回遊した場合、トラフィック量が高まります。ページ内で多くのテキストや画像を読み込んだ場合、トラフィック量は上がりますよね。サイトに訪れた訪問客が、サイトから直帰してしまった場合、トラフィック量は上がりません。

ですから、単純にPV数が高い=トラフィック量が高いというわけでもないのです。

どちらもサイトの評価に影響する

サイトのアクセス数、トラフィック数が高いと、いずれの場合もサイト評価向上に繋がります。

なぜトラフィックが大きいと良いサイトなのか

なぜなら、多くの人が訪れるほど、多くの通信を行うほど長い時間回遊するほど、良いサイトだということだからです。

ですからWEbマーケティング担当者は、いかに多くの人に自サイトへ来てもらうか、長い時間サイト内にいてもらうかを考えているのです。

スマートフォンによりトラフィックは大きくなる

スマートフォンが普及することで、世界でトラフィック量は大幅に上がると言われています。

2011年から2017年のトラフィック量は20倍になるとも。それまでインターネットに触れて居なかった人が、スマートフォンを手にすることでインターネットに接続します。つまりそれだけ、トラフィック量が上がります。

アプリが通信する、トラフィックが上がる

スマートフォンの中でトラフィックを上げる要因が、アプリケーションの利用です。

アプリケーションにより、通信量、トラフィック量は異なりますが、毎日多くのトラフィックを送っています。アプリケーションのトラフィックには、もちろん、WEBブラウザのトラフィックも含みます。

WEBで行う検索、その他ブラウザから行う通信により、トラフィック量は日々増えていくのです。

パケ詰まりが起こる

スマートフォンによるトラフィック量の増加には、もちろん不利益もあります。それが、パケ詰まりです。

回線に対して、同じ企画の通信が大勢から行われた場合、回線がトラフィックに耐えきれず通信速度が低下します。これが「パケ詰まり」です。世界各地でトラフィックが増加したなら、パケ詰まりの頻度が上がります。

当然通信業界もこの状態には危機感を覚えており、パケ詰まりに備えて通信規格を変更するなどの工夫を行っています。

日本におけるトラフィックのほとんどがiPhone

日本のトラフィックにしぼってみてみると、その内容が「7割はiPhoneのトラフィック」だと言われています。

日本人はiPhoneが大好きですから、通信内容もiOSからだということですね。

世界各地のiPhoneのトラフィック量、その割合をみてみると、「所得が高く通信環境の良い国」でiPhoneのトラフィックが上がっているようです。

世界のスマートフォントラフィックシェアで日本がナンバーワン

世界のスマートフォントラフィックでみても、日本がナンバーワンであるというデータも興味深いです。

日本人とスマートフォンの相性が良いのか、通信環境が良いのか、ともかくスマートフォン業界において日本という土壌は無視できないものになっています。

まとめ

ネットワークにおけるトラフィックとは、「通信料」のことです。

主にWEBマーケティングでよく使われる言葉で、トラフィックが高いWEBサイトなどWEBコンテンツは、多くの人から指示を受けているということで、SEO的に高評価です。

トラフィックが上がると、それだけ大容量の通信規格が求められます。世界的にトラフィックが上がるのと同時にネットワーク企画も高精度になっていきます。