ITコンサルタント

コンサルタント

ITコンサルタントとは、「自社の経営課題に対する解決方法を模索する」のが大きな役割です。

経営に関わる分野に幅広く携わるITコンサルタント。経営戦略から、実際に立ち上がったプロジェクトにも携わり、システムの導入まで面倒を見ます。

主にプロジェクトのマネジメントで活躍することが多く、システムの立案やシステム化の提案など、やはり経営課題の根本的問題にアプローチするスキルが求められます。

ここまでですでに明らかな通り、ITコンサルタントには、幅広い知識や経験、スキルが求められる職種です。

そんな企業の経営基盤を作る上で必須な存在、ITコンサルタントについて、もう少し調べてみましょう。

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企業におけるITコンサルタントの必要性

企業目線で見ると、ITコンサルタントはとても重要な役割を担っています。ITという普遍的に役立つ分野を切り口に、企業の経営課題を解決に導くのが仕事のITコンサルタント。

多くの企業において、ITが関わる仕事、経営分野が多くなっていますから、ITコンサルタントの需要は常にあると言ってもいいほどです。

会社内のIT基盤が弱る

ITコンサルタントの存在無しで、独断と偏見で自社内のITを取り仕切っていると、IT基盤が成り立たず土台がどんどん弱っていきます。

ITコンサルタント不在の会社では、外部のSEを導入してもその費用が高いのか安いのか。費用が適切なのか違うのか、判断に苦しんでしまうことも多いはず。

そんな中小、大手にかかわらず抱えている悩みを解決するのが「ITコンサルタント」が持つ役割です。

役割が広く重いので年収も高め

抱える仕事の種類、仕事の幅も広いので、ITコンサルタントの年収は他の職種とくらべて若干高めです。

ピンキリとなりますが、請け負う仕事、在籍する企業の大きさなどによっては年収がかなり高くなります。

2014年の調べによると、30代の平均年収が「630万円」。40代の平均年収が「800万円」。生涯年収になるとなんと2億6000万円という調査結果が出ています。

ITコンサルタントとして働き出せば、食いっぱぐれることは今後もないのでは…?と思ってしまいますね。

ITコンサルタントの仕事

では具体的に、ITコンサルタントがどんな仕事をしているのか、具体的な仕事内容についてみてみましょう。

システムの提案

自社の経営状況、経営方針、経営課題を見て、必要だと感じたシステムを提案します。

といっても、このあたりの業務に関しては、関わるクライアントの種類で大きく変わります。導入するシステムの内容が決まったなら、導入するシステムの設計から開発・テストまで任される場合があります。

そのため、IT分野に関する広い知識が求められる職種だと言えるでしょう。ITコンサルタントの仕事は一人で完結しません。ITに関わる他チームのエンジニアなど、メンバー一丸となって仕事をこなします。

そのため、幅広いクライアント、広いエンジニアと関わることで、広い知識と経験、スキルが手に入る職種と言えるでしょう。

経営改善

導入されているシステムを、経営課題を解決できる形に最適化すること、また経営改善そのものに関わることも多いです。

システムの設計

ITコンサルタントが、SEと混同されがちなのは、ここに理由があります。

経営課題を洗い出して、導入するシステムの設計が決まったなら、実際に自分で導入するシステムを開発することがあります。SEやプログラマーがキャリアアップしてITコンサルタントになることも多いので、システム開発スキルが不足している…なんて場合は少ないです。

ITコンサルタントとSEの違い

間違われがちなSEとITコンサルタント、どこに違いがあるのか、考えておきましょう。

SEは、与えられた要件に基づいてシステム開発を行うのが仕事。システム開発の作業分野で、企業の経営を後押しするのが仕事です。

対してITコンサルタントは、システム開発だけでなく様々な分野から経営改善を図るのが仕事。要件に基づいてシステムを作るのがSEなら、ITコンサルタントは、要件定義から関わる仕事だと言えるでしょうか。

ITコンサルタントへのキャリアアップ

どういった経緯でITコンサルタントになるのが一般的なのか、考えてみましょう。

プログラマーからキャリアアップ

プログラマーは、極論を言ってしまえば「誰でもなれす職業」です。

例え理系以外の分野で学習していた人でも、しっかりと独学で基礎知識を蓄えて、実際の現場でスキルを積み重ねることでプログラマーとして活躍できます。

そこからさらに扱うプロジェクトの幅を増やし、携わる環境の裾野を広げていくことで、上級SE、ひいてはITコンサルタントとなるのも夢ではありません。

まとめ

SEと異なり、経営の抜本的な改善から携わるケースの多いITコンサルタント。開発現場からキャリアアップしてくる人も多く、他業種よりも年収が高めなのが特徴です。