インターフェース

インターフェース

インターフェースとは、何かの境界となるその部分と、境界をつなぐプロトコルを指す言葉です。

何かと何かの設定、橋渡しなどの意味を持つ言葉で、ハードウェアやソフトウェア、ユーザー間などの観点で、インターフェースの意味合いが変わってきます。

今回は、インターフェースについて、詳しく調べていきましょう。

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ハードウェアインターフェース

インターフェースと聞いて、一番ピンと来るのが「ハードウェアインターフェース」でしょう。

パソコンとパソコン機器をつなぐインターフェース

ハードウェアインターフェースを具体的にみていきましょう。例えば外付けHDDやSSD。USBメモリやその他外部記憶装置とパソコンをつなぐインターフェースが一般的でしょうか。一番ポピュラーなパソコンをつなぐインターフェースが、「USB端子」でしょうか。

ディスプレイとパソコンをつなぐインターフェース

パソコンを操作する上で、ディスプレイも重要です。液晶モニタとパソコンを繋ぐインターフェース、ディスプレイ端子にもいくつか種類があります。

デジタル端子で言えば、DVI、HDMI、DisplayPortがそれに当たります。アナログのディスプレイ端子と言えば、VGA端子。しかしアナログのディスプレイ端子は時代遅れなんて言われつつあります。

オーディオ端子

パソコンとオーディオ機器をつなぐオーディオ端子も忘れてはいけません。高級な再生機器に鳴ると、サイドスピーカーやセンタースピーカーなど、それぞれ接続可能な端子が変わります。

サラウンド環境など、オーディオ面のインターフェースは奥が深いと言われています。

ソフトウェアインターフェース

プログラムやソフトウェア間で行うデータのやり取り、その手順や方式を定めたのがソフトウェアインターフェースです。ソフトウェアインターフェースで一番わかりやすいのが、APIでしょうか。

APIとは

APIとは、「アプリケーション・プログラミング・インターフェース」の略で、OSやアプリケーションソフトなどが、そのソフトが持つ機能が外部のソフトから簡単に利用できるようになったインターフェースのことです。

APIはもともと一台のコンピュータ内のOSやアプリケーションソフトが、そのソフトが提供する機能を利用するためにある考え方でしたが、最近はオンライン機能拡大によりその言葉の解釈も広がりました。

異なるネットワークサービス間で、ソフトの機能を共有できる「WebAPI」と呼ばれる概念に拡大しました。

今やAPIの解釈は、ネットワーク間で利用できる機能、というところまで広がっているということです。

ユーザーインターフェース

ユーザーインターフェース(UI)が指すのは、コンピュータと人間の境目です。人間が、コンピュータに文字や情報を入力したり、逆にコンピュータから情報を受け取る際の仕組みをユーザーインターフェースと呼びます。

CUIが、入力者がキーボードを用いてコンピュータを操作するインターフェース。GUIが、近年でも主流である、マウスでカーソルを操作してそれぞれの随意に文字を入力するインターフェースです。

このGUIが普及したきっかけが、かのApple社の「Macintoshの台頭」です。Macintoshが一般に普及したことで、ユーザーインターフェースといえば今のGUIが基本、といった形になっていきました。

とはいえ、今でもCUIが主流の環境も多いです。CUIの方が慣れると早い、という人が多いのがその理由です。

ユーザーインターフェースとユーザーインターフェースの関係

デザインの分野が、ユーザーインターフェースに大きく関わる問題であることはすでに言った通りです。

コンピュータやソフトウェアの利用者が操作しやすい、視覚的なデザインで設計されていることが望ましいです。

そんな、使いやすさ、使いやすさのことを「ユーザービリティ」といいます。このユーザービリティは、最近ではSEOの順位にも影響するとして、WEBサイト、WEBサービスでも重要視されています。

ユーザーインターフェースとユーザーエクスペリエンス

ユーザーインターフェースと似ているもう一つの言葉に、ユーザーエクスペリエンスがあります。ユーザーエクスペリエンスは、上で説明したユーザービリティと似ている言葉ですが、こちらはユーザービリティとは違う使われ方をします。

ユーザーエクスペリエンスを日本語に訳すと、「ユーザー体験」。ユーザーエクスペリエンスが優れたコンテンツとは、利用したユーザーの満足度が高いコンテンツを指します。

この言葉は、WEB業界など以外の場面でも、マーケティング用語として使われる事がある言葉です。

まとめ

インターフェースとは、何かと何かをつなぐもの。その境界線を指す言葉です。

ハードウェアのインターフェース、ソフトウェアのインターフェースなど、使われる場面で意味合いがまったく変わってしまう言葉でもあります。