サーバーとは、Webサーバーやメールサーバーなどのソフトウェアが入ったコンピュータを指します。
サーバーという言葉が指すのは、サーバーのソフトウェアを入れる「ハードウェア」と「ソフトウェア」そのものを指す場合の二種類が存在します。
これらサーバーが指す言葉が広範囲に広がっていることが、サーバーという言葉をわかにくくする要因なのではないかと、私は考えています。まずは、これら2つのサーバーをという言葉が指すものを明確に分けるところから始めましょう。
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目次
普段サーバーがどのように働いているのか
私たちの知らないところで、サーバーは常に稼働しています。もはや、私たちの生活はサーバーなしには成り立たない程です。
普段のネットサーフィン
私たちが日々行っている何気ないネットサーフィン。この時に関わるのが「Webサーバー」です。ネットワークを介してサーバーにアクセスし、私たちはWebを閲覧することができます。サーバーのスペックによっては、サイトへの訪問者が多すぎると、サーバーが耐えられずダウンしてしまう…なんて事になりかねません。
ソーシャルネットワークサービスではサーバーが重要
とくにサーバーのスペックが重要に鳴るのが、「ソーシャルメディア」です。日々ひっきりなしにアクセスがあり、沢山の投稿があるソーシャルネットワークサービスを運営するために費用なサーバーは、それに耐えうるほどのハイスペックなサーバーである必要があります。
電子メールのやり取り
メールの送受信を管理するのが、メールサーバーです。受信サーバーを「POP(Post Office Protocol、送信サーバーを「SMTP(Simple Mail Transfer Protocol )」と呼ばれます。
それぞれ、ポストと郵便受けの役割を果たします。
企業のデータ管理
企業で保存する大事なデータ管理も、サーバーが担います。大手デパートの在庫管理から、自動車向上の製造工程の管理、店の決済情報管理など、サーバーが活躍する場面は多いです。
サーバーには重要なデータが集まるからこそ、サーバーのセキュリティには気を使う必要があります。
借りられるサーバーは全部で4種類
企業や個人がサーバーを利用する場合、自社サーバーを管理する場合と、サーバーをレンタルする場合があります。運用できるサーバーにはいくつか種類があります。それぞれのタイプをみてみましょう。
レンタルサーバー
レンタルサーバーは、ひとつの大規模サーバーを何人かで共用して利用します。一つのサーバーに、一つのOSと一つのWEBサーバーアプリケーションが起動しています。
レンタルサーバーの長所は、「利用価格が安い」こと、サポートが充実しているので利用開始が気軽であることなどがあげられます。
VPSサーバー
VPSサーバーは、サーバーにOSをインストールし、そのサーバー上で「仮想サーバ」を設定します。ユーザーは、それぞれの仮想サーバが割り当てられ、その仮想サーバを共有することになります。仮想サーバの一つ一つには、それぞれOSがインストールされており、仮想サーバ一つひとつを管理者が自由に運用することができます。
VPSサーバーは、一人ずつ仮想サーバが割り当てられるため、他のユーザーに影響を受けることはなくなります。
クラウドサーバー
クラウドサーバーはVPSサーバーと同じく、仮想サーバを一人ずつ割り当てて利用します。クラウドサーバーはVPSサーバーよりも、必要に応じて柔軟に拡張することが可能です。
VPSサーバーの長所に加え、サーバーの負荷が高まった時、その状況に合わせてサーバーを拡張することが可能です。
専用サーバー
一人がサーバー一台まるまる使用する状態が「専用サーバー」です。
一人でサーバーを一台利用するので、他のユーザーの影響なんて存在しません。ハイスペックな処理ができる分、ここにかかる金額も高くなってしまいます。さらに、サーバーに問題があった時、自分で処理するスキルも求められることになります。
サーバーエンジニアが設定する
サーバーエンジニアの仕事こそ、顧客に合わせたサーバー環境を作り上げることです。
サーバーOSへの知識、サーバー環境を整えるためのスキルを持っている自信があるなら、ぜひサーバーエンジニアを目指してみてください。
まとめ
ネットサーフィンやメールの送受信を行う際に重要なのが、「サーバー」です。
Webサーバーやメールサーバーなど、サーバータイプによって違う種類、利用サーバーのタイプの違いを把握しておきましょう。
サーバーエンジニアなら、なおさらサーバーに関する知識は重要です。