SEの仕事って東京にしかないんですか？

地方へのU・Iターンを考えている人は必ず考えると言っても過言はない疑問、「SEの仕事は東京にしかないの？」

IT企業は東京に集中していますし、（もっと言うと、東京の都心部）エンジニア同士の交流が活発なのも東京。最先端の技術を取り入れるのもやっぱり都内の企業だよね…と思っていることでしょう。

しかし、時代は変わり「IT企業で働くなら東京が絶対！」ということも無くなってきました。
今回は、地方へのU・Iターンを考えているSEの皆さんに向けて地方SE職の実情を紹介していきます。

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SEの求人は東京が多い？

やはりIT企業の数は東京が第1位です。
ただし、どれくらいの規模なのでしょうか？詳しく見ていきましょう。

IT・WEB業界の求人数

上の表は、業界最大級の求人数を誇るDODAと、670万人以上の会員数を誇る転職サイト、リクナビNEXTのデータです。

数字を見れば一目瞭然ですが、東京の求人数は他県を圧倒しています。東京都以外の47都道府県を合わせた求人数でさえ、東京の求人数を抜かせないのですから相当な数です。

また、東京都外の47都道府県といっても大阪府が4分の1を占めているので、地方と言われる地域の転職求人数は実質もっと少なくなります。

一昔前までは、「東京にしかIT企業の求人が無い」とも言えるほどでした。そのためわざわざ東京で就職をしたというSEも多いでしょう。

しかし、最近では東京の企業に無い新しいバリューを持つ地方IT企業が増えているのも事実。求人数さえ東京には至りませんが、魅力的な企業はたくさんあるのです。

東京都のIT求人、IT企業が他県を圧倒しているということもあって、「東京以外にSE求人は無いでしょ」と考える人も多いということは分かります。

しかし、最近では地方で活躍するエンジニアやIT企業も増えてきています。ITというのはそもそも、ネット上でどこからでもアクセスできるものなので、本来あるべき姿と言えるのかもしれません。

最近では「東京に本社を置くIT企業が地方にサテライトオフィスを設置する」という傾向もあります。ザッと出しただけでも以下のような企業がサテライトオフィスを持っています。

どうしても東京を中心とした業務がしたい！というSEは、サテライトオフィスを選択するのもアリかもしれません。毎日東京の社員との関わりもありますし、業務も東京の案件が中心になります。

東京都外にも、大手のIT企業はオフィスを構えています。どのような企業があるのか、見ていきましょう。

言わずと知れたヤフー株式会社。SIerから社内SE、WEBエンジニアなどさまざまな職種から転職をする人がいるようです。

本社は東京ですが、大阪や博多、北九州にもオフィスを構えています。どのオフィスも駅から5分以内という好立地。採用情報にも「U・Iターン歓迎」と書かれているので、現在住んでいる場所と異なるオフィスでの勤務も希望しやすいでしょう。

また、部署によってはフレックスタイム制で働くことも可能。地元で、より自分らしく働くには最適の環境です。

日本を代表する自動車メーカー、マツダ。デジタルマーケティングやアプリケーションサービスの開発などを行っています。

常に最先端の技術を取り入れる会社なので、SEとしてのやりがいは非常に大きいでしょう。

本社は広島県安芸郡。向洋駅から徒歩5分の場所です。

パナソニック株式会社は滋賀県草津や群馬県邑楽郡などにオフィスを構えています。

主な業務内容はデータ分析。転職する際にIoT等の業務経験は必要ですが、地方でも大手に就職できるというのは魅力的。必須条件を確認して、クリアしているようでしたら挑戦してみてはいかがでしょうか。

地方転職は東京で転職するのに比べて「コツ」が要ります。

純粋に求人数が少ないだけでなく、「しっかりとキャリアパスができる企業なのか」「他県の人間を受け入れてくれないというコミュニティーが出来上がっていないか」などのチェックすべきポイントがいくつもあるからです。

おすすめなのは、地元の転職エージェントを利用すること。東京にしかオフィスを構えていないエージェントとは違い、実際に地方の企業にも足を運んで現場状況を知っている場合も多いからです。

DODAは、全国各地にオフィスを構える転職エージェント。地方の求人案件も豊富なので好条件の求人が見つかります。

東京以外にも、SEの仕事はあります。最近ではあえて地方で働くことを選ぶ人も多く、自分らしく仕事をしていきたいという人に人気です。

ただし、地方転職には東京での転職と比べてコツがいることは確か。転職のプロである転職エージェントのコンサルタントさんを利用して、好条件の求人を見つけましょう。