エンジニアの転職でのミスを防ぐ!面接の逆質問(例文あり)

面接

エンジニアの中途採用試験で避けて通れないのが「面接」です。

面接は基本採用担当者から応募者への質問が続く形式ですが、面接の最後の場では応募したエンジニアから採用担当者への「逆質問」のチャンスが訪れます。

この、採用担当者からの「最後になにか質問はありますか?」の問いかけに対して、どんな返答ができるか。採用担当者から魅力を感じてもらえる質問ができるかで、面接の結果が変わってくるほどです。

エンジニアの中には口下手な人も多いですから、しっかりと面接前に「逆質問で何を聞くか」をしっかり考えておくことが大切です。

今回は、転職を考えるエンジニアのために、逆質問で聞くべきこと、逆質問を行う採用担当者の心情を考えていきます。

そしてさらに、転職におけるミスとそのミスの要因、そのミスを防ぐためにできることまで考えていきましょう。

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目次

エンジニアは転職で満足している?

そもそも転職を考えたエンジニアは皆、転職したことに満足できているのか。

皆が転職を成功させているのか。

そこからまずは考えていきましょう。

転職したおよそ半数のエンジニアが転職先に不満がある

およそ今から5年ほど前にNTTコムが行った調査によると、転職を経験したエンジニアのうち、転職の結果に満足しているのは全体の半数強でした。

つまり、残りのおよそ半数のエンジニアが、転職の結果について満足していないということです。

転職とは、その後の人生を大きく変えてしまうもの。

そんな重要な決断である転職の結果に「不満がある」というのは、とても残念ですよね。

どうして多くのエンジニアが、転職先に不満を抱いてしまっているのでしょう?

どうしてエンジニアは転職で失敗するのか

なぜ多くのエンジニアは、転職に関して不満をいだいてしまっているのでしょうか?

転職先に不満をいだいた要因というと、以下のような要素を答えた人がいました。

  • 転職前より給与は上がったか仕事量に釣り合ってない
  • 説明されてなかった仕事が回ってくる
  • 社内の居心地が悪い

はっきり言って、これらのミスマッチは、転職前に防ぐことができます。

転職活動では、多くの時間的リソースを割くことになるので、転職を決めた後に「失敗した」なんて思ってしまうことのないようにしたいですよね。

そのためにも、面接における「逆質問」は、とても重要なのです。

逆質問の大切さ

面接において「逆質問」はとても重要です。

面接を、未だに「採用担当者が応募者を見極めるための審査」のように捉えている人がいます。

しかし実は、面接は申し込んだ人が「採用担当者を、会社を見極めるための場」という側面もあります。

逆質問に対する対応で、その会社の程度を知ることができる、というのがまず逆質問の利点の一つです。

転職のミスマッチを防げる

ほかにも、転職前に職場の雰囲気、職場の働きについての質問をすることで、「転職後のミスマッチ」を防ぐことができます。

実際にその現場で働き出す前に、逆質問によって「自分が働いているイメージ」を明確に手に入れれば、転職で「失敗した」なんて思うことはないはずです。

特にエンジニアの転職は売り手市場です。

多少強気の逆質問を出して、自分が働ける現場かどうか、事前に確かめておきましょう。

採用担当者へのアピールになる

面接の最後に逆質問を行うことで、採用担当者に「熱意」を伝えることができます。

逆質問で、具体的に「働きたい」をいう意思を伝えることができれば、採用担当者に「採用したい」と思わせることができます。

逆質問はただ「答えを引き出す」という意味合いだけでなく、同時に自分の意思を伝えるためのコミュニケーション術なのです。

コミュニケーションの極意はここにあります。

自分の言動、行動によって、相手の行動を自分にとって都合のいいものにする。

これこそ、コミュニケーションの目的です。

逆質問を行う時大切なこと

逆質問を行う時、どんなことに気をつけておくべきなのか。

逆質問をする時考えておくべきことを紹介します。

採用担当者に「採用する」イメージを強める

具体的に、業務に関係した逆質問をすることで、採用担当者に「採用したらどうなるか」を考えさせることができます。

ここで大切なのは「具体的な質問」をすることです。

当たり障りのない、どこでも通用するような逆質問をしてはいけません。

逆質問の場面は、面接の最後にやってきます。

最後ともなると、面接を受けている人はついつい気を抜いてしまいがちです。

ここで気を引き締めて、しっかりと具体的に逆質問をしましょう。

転職後の心配事について質問する

逆質問はなんといっても「質問」ですから、気になっていることを聞いてみるのが大切です。

転職において自分が重要視する部分が、次の職場で叶うのか。自分が以前の職場で不満に思っている部分が、次の職場では解消されるのか。

実際に会社で働いている人に聞いてみることで、それらの疑念を払うことができるのです。

あまり関係ない雑談のような質問も、時には有効な場面がありますが、「業務に関わる質問をする」のが、良い逆質問だと言えるでしょう。

わかりきっていることを質問しない

せっかく逆質問できる場面、ここで大切なのは、わざわざ聞かなくていいことを聞かないことです。

さっき説明されたことを聞くのはもってのほかです。

そして、やりがちなのがネットで調べればわかることを聞くこと。これも望ましくありません。

逆質問でやりがちなミスが、この「わかりきっていることを聞く」ということです。

エンジニアの転職で役立つ逆質問集

さて、いよいよ具体的に何を聞けばいいのか、具体的にエンジニアの逆質問例をお教えしていきます。

逆質問で聞くべき質問例は多いです。

そして、どんな質問をするべきなのかは、その場面場面で変わってきます。

自分が今どんなアピールをするべきか、どんな質問をするのが望ましいか考えながら、自分がする逆質問を考えていきましょう。

鉄板逆質問集

まずは、広い場面で通用する「鉄板逆質問」から。

困った時、「とにかく熱意を伝えたい」ときに有効な質問です。

野球のピッチングでいうストレートとか、フォークとか、そういった速球派の球です。

御社が求める人物像を教えてください

ベタに有効な質問です。

「御社がどんな人物を求めているのか」

を聞くことで、質問する側から「働きたい」という意思を伝えることができます。

「自分は、御社の求める人物に近づく意思がある」

という意思を伝えて、採用されやすくなるアピールをしてください。

御社で働く上で覚悟するべきことはありますか?

「御社で働く上で覚悟すること」を聞くことで、「自分は多少きついことでも耐えられる」という忍耐力をアピールすることができます。

中途採用面接では、時折盛り上がりにかける場面があります。

そんなあまり「盛り上がらない」と思われる場面でも、あなたの覚悟を採用担当者に伝えることで、面接全体の空気感を変えることができるのです。

御社の○○という魅力的なビジネスモデルに至った経緯を教えていただきたいです

ちょっと露骨なくらいのアピールが、会社のビジネスモデルについての質問です。

しかし、会社のビジネスモデルについて聞くことで、「おおよく研究してきてるな」という印象を与えることもできます。

会社に対するアピールと、「研究してきた」というアピールを、一度にできる逆質問です。

こうした逆質問は、特に立場が上の人にすると効果が大きいです。

私が採用されたとして、同じチームのエンジニアにはどんなメンバーがおらっしゃいますか?

現場をよく知る、上長への質問で有効なのが、「チーム内のメンバー」に関する質問です。

エンジニアのチームはどんな人がいて、それぞれどんな働き方をしているのか。

それを聞くことで、採用担当者に「この人がチームに入ったらどうなるか」をイメージしてもらうことができます。

面接では「コミュニケーション能力」も求められますから、この質問でコミュニケーション能力のアピールを行うこともできるのです。

少し挑発的な逆質問集

面接では、ときに挑発的な態度が好まれる場面があります。

採用担当者によっては、あまり下手に出すぎて、「弱気」だと感じる人がいるのです。

弱気なエンジニアに来て欲しいと感じる採用担当者は少ないでしょう。

少し挑発的な質問で、「気概のあるエンジニア」だというアピールをしてください。

御社で私世代のエンジニアがもらっている平均年収を教えてください

給与についての質問はしにくいですが、転職において給与はとても重要です。

確かに日本では、お金の話が「いやらしい」と思われることもあります。

しかし、上手に聞けばいやらしさを感じさせることなく、給与に関する情報を聞き出すことができます。

上手な聞き方は「自分と同世代のエンジニアがいくらもらっているか」という聞き方です。

実際に働いている社員のモデルケースを聞くのが、一番正確ですからね。

私のスキルに不足を感じたらお教えいただけますか?

今の時点で、面接を受けているあなた自身のスキルに不足があるか聞くのもありです。

しかしこの質問はかなり挑発的。人によってはイラッとさせてしまうことも。

採用担当者の性格をしっかり見極めてから、自分のスキルについて質問をしてください。

働きぶりが認められれば上級職にチャレンジさせていただけますか?

働きぶりによっては、上級職にチャレンジできるか聞くことで、「自分には上昇志向がある」というアピールができます。

また、同時に会社の評価制度を知ることもできるので、かなり有効な質問です。

「やる気アピール」の側面が強い、かなり良いアピール方法だと私は考えています。おすすめ。

特に聞くことがない時の逆質問例

逆質問のネタも切れてきた、またはあまり突っ込んだ質問をできる空気ではない…なんて時するべき質問もあります。

無難で、誰の気も悪くしない質問。

逆質問できる場面の締めに使うのも有効です。

具体的に説明します。

今社員のみなさんのなかで流行っていることはありますか?

今社員がどんな話で盛り上がっているのか。

社員間のコミュニケーションについて聞けば、自分もそのコミュニケーションに参加することへの熱意も伝わります。

ちょっと露骨なごますりっぽくもありますが、嫌だなと感じられることもあまりないので、無難におすすめです。

○○の部門の上長はどんな方ですか?

自分が採用されたとしたら、その働く部門の上長について聞いてみてください。

以前の職場で上司に対して不満があったならなおさら、この質問を持ちかけるのはおすすめです。

転職における自分の目的を見失わないで

転職活動を進める人は、たまに「採用されること」を優先シてしまう人がいます。

しかし思い出してください。

そもそも転職しようと考えたその目的は、「以前より良い職場で働きたい」というその意思があったからこそのはず。

逆質問も、その「いい職場で働く」ための一つの手がかりでしかありません。

面接であなたが果たすべきなのは、「この会社は自分のおメガネにかなうか」ということを見極めることなのです。

面接指導も受けられる転職エージェント

転職活動において、自分ひとりのちからのみで転職するのはおすすめできません。

なぜなら、自分だけの判断なんてたかがしれているからです。

転職エージェントなら、在籍しているキャリアコンサルタントに、「採用されやすくなる面接の手ほどき」を受けられます。

それ以前に、「おすすめの求人」も紹介されるので、「転職のミスマッチ」がかなり減ります。

優秀なキャリアコンサルタントがいて、転職活動の手ほどきをしてくれる転職エージェントを、具体的にご紹介します。

転職活動で役立ててください。

レバテックキャリア

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レバテックキャリアは、IT特化の転職エージェントとしてはもっとも大きな規模を持った転職エージェント。

在籍しているキャリアコンサルタントも、元エンジニアなどIT業界を知り尽くした人ばかりです。

大企業から中小の優良ベンチャーまで、幅広い企業の求人が集まってくるため、求人の質もばっちり約束されている転職エージェントでもあります。

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やはり人材大手企業には、豊富な求人が集まります。

そしてその求人を見極めるのは、IT専門のキャリアコンサルタントということで、弱点のない優秀な転職エージェントです。

当然、転職実績も豊富です。

マイナビエージェントIT 総合評価 転職大手のマイナビの運営するIT専門エージェント!マイナビのITへの力の...

まとめ

いかがだったでしょうか。

エンジニア転職における中途採用面接で、面接の最後に訪れる「逆質問」の場面で、なんの質問をするべきなのか。

採用担当者に好印象を与える逆質問の例をご紹介しました。

逆質問は面接の終わりだからこそ、強い印象を与えられる質問を投げかけたいですよね。