SEの技術は、世界のどこでも通用する技術です。
そのため、活躍の場を世界に広げようとするSEも少なくありません。しかし、海外への転職は考えるだけで高いハードルを感じてしまいます。
実際、海外へ転職したSEの誰もが、「海外転職」に満足しているわけでも無さそうです。ということで、今回はそんな海外転職にスポットを当てて、海外転職のメリット・デメリットから、海外転職に向いている人はどんな人なのか。考えてみましょう。
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目次
どうしてSEが海外に流出しているのか
実はすでに海外の企業へ転職しているSEは少なくありません。
どうして、比較的閉鎖的な思考を持つ日本人の海外転職が止まらないのか、その理由から考えてみましょう。
給与アップを狙う
海外でSEとして働いている人の多くが、日本で働いるより多くの給与をもらっています。
平均給与で比べると、国にもよりますが、100万~200万ほどの差がでることも。最近目覚ましいのが、シンガポールのIT事情。金融業の発展とともに進歩を続けるシンガポールのIT企業は、これからが伸び盛りです。そんな、伸び盛りの業界でSEとして働ければ、日本では楽よりも「やりがい」を感じることができるのではないでしょうか。
海外の方がエンジニアにとって働きやすいことも
日本のIT業界。特にSIer周りの環境はかなり「ブラック」です。Googleで「SE」と入力すれば、サジェストに「辞めたい」と一時出ていたほどです。そんな環境を打破するべく、海外への転職を考えるSEも少なくありません。
海外企業では残業なんてもってのほか!自分音人生が最優先!なんて企業が少なくないのです。
海外転職のメリット・デメリット
もっと具体的に、海外への転職を行うことについてメリットとデメリットを調べてみましょう。
メリット
上でも述べましたが、海外企業への転職を行った多くのエンジニアが、海外転職によって「年収アップ」しています。年収アップのための転職を考えているなら、ぜひ海外も転職先の候補に入れてください。
海外でのSE勤務は、国に関わる仕事ができるということもあり、強いやりがいとスキルアップもできるというのも、大きなメリットですね。
デメリット
海外転職といっても、誰もがそう簡単に転職できるわけではありません。「開発スキル」「語学スキル」他、高いスキルが求められます。
また、海外は日本とは違う文化で動いています。その文化に馴染めないと、すぐに日本に逃げ帰ることにもなりかねません。海外転職が可能なのは、かなり選ばれし者だけだと理解しておいてください。
日本人SEは海外で重宝される
海外では、日本人SEが重宝されます。日本人といえば勤勉なイメージもあり、あまり問題も起こさないイメージが持たれているため、転職先の企業でもすぐに馴染めることでしょう。
中間管理職として活躍する
日本人の国民性として、「トップに立つ」ということよりも「上と下をつなぐ」という、中間管理職気質の人が多いです。
その場を調質する調整能力は、たとえ海外でも重宝されます。日本人SEが一人いれば「あいつに頼もう」という認識を持たれやすく、信頼感を勝ち得るのにそう苦労しないはず。
日本の慣習は海外企業では特異スキル
日本人の生真面目さは、海外の人から見ると「異常」です。
目上の人にはへりくだり、その場を上手にとりまとめて、棘の立たないようにする。この日本人気質を見せているだけで、外国人から珍しがられるでしょう。海外では「目立ってなんぼ」の世界が多いですからね。
どうすれば海外へ転職できるか
さて、ではここからは、どうすれば具体的に海外への転職が可能になるのか。海外転職の方法を考えていきましょう。
海外求人がハローワークにあるとは思えませんしね。
転職エージェントの活用
海外への転職でも、転職エージェントが活躍します。
とはいえ、転職エージェントも、どのエージェントでもいいというわけではありません。海外転職を得意としている、海外転職にまつわるサービスがあるエージェントを利用しましょう。
JACリクルートメント
JACリクルートメントには、日本人SEを欲しがっている企業の求人が多く集まっています。
特に私が推しているシンガポール企業の求人をはじめ、東南アジアの企業への転職を得意としています。キャリアコンサルタントにも海外転職に詳しい人が多いため、ちくいち相談しながら転職活動を進めることができます。
まとめ
優秀なスキルを持つSEは、「海外転職」という選択肢も考えてみるべきです。
海外転職のためには語学スキルから、外国の異文化を受け入れる柔軟性も求められますが、日本で働くよりやりがいを感じられるSEも多いはず。
転職エージェントに相談して、幸せな海外転職を成功させてください。