フリーランスSEのすすめ!必要なスキルは?やっぱり年収は上がる?

独立ブームと世間で言われ始めてから久しいです。

日本特有の「一社で定年まで勤め上げる」という価値観は過去のものとなり、転職、起業など、働き方にも多様性が出ています。

この流れは、働き方に自由が効くIT業界において特に顕著で、昨今フリーランスとして働くSEの数は年々増えているのです。フリーランスのエンジニアに仕事を依頼するのは、企業側にとっても「短期的に即戦力が手に入る」「スキルのマッチングに間違いがない」などのメリットがあります。

今回は、フリーランスとして働こうかと検討しているSEのために、フリーランスになるために必要な情報をご紹介します。

※本ページにはPRが含まれます。

フリーランスSEの働き方

まずは、会社に勤めずフリーランスとして働いているSEの、その働き方から調べていきましょう。

「フリーランス」と一言で言っても、その働き方は様々。それでは、具体的にどのように”フリー”なのか、調べていきましょう。

クライアント先に出向するSE

フリーランスのSEが行っている働き方で、一番ポピュラーでものが「出向型」です。

出向型のSEは、実際にクライアントの会社に赴き、その会社に常駐して働くというものです。ですから、一見すると普通の会社員と見分けがつかないものとなります。

違うのはただ、会社内のメンバーとの関係性。そして報酬を直接貰えるという「システム」です。

週2、週3、週5など出向日数は様々

出向型にも種類があります。出向する日数が、週に2日、週に3日、普通の会社員と同じく週に5日など幅は広いです。

そして企業からの要望があれば、他のエンジニアと同じく残業、休日出勤を行う場合もあります。

在宅案件は少ない

フリーランスは「働き方」「働く場所」に自由が効く「ノマド」なイメージですが、実はそんな働き方ができるSEは少数です。

在宅案件は、企業から求められた仕事を、納期までに終わらせる仕事です。しかし在宅案件はやはり、多くのフリーランスで取り合うことになるので、かなり人気案件となります。スキルがあり、実績もある…そんなSEが持っていってしまうかもしれません。

フリーランスSEになるためには

では、フリーランスのSEとして働くためには、何が必要なのか。

多くのSEが憧れているフリーランスという働き方。この働き方には、どんな条件が求められるのでしょうか。

ある程度一般企業でスキル、経験を積む

当然、「新卒でフリーランス」という働き方もできるにはできますが、かなり難しいです。

そんなのは一握りの秀才、天才にしか許されません。

一番多いのは、いくつかの企業で5年ほど経験を積んで、その後フリーランスとして独立するという人。フリーランスとして独立するためには、「一人で仕事その他作業をこなす」だけの能力が求められるのです。

人脈を作っておく

フリーランスは一人で仕事するスタイルですが、仕事をもらうには「人脈」が大切です。

そのためには地道な営業など、会社員時代には考えられない苦労も伴います。ここで、フリーランスのSEに向いている人とそうでない人の差が出てきそうですよね。

案件探しは無理せずエージェントを頼るべき

とはいえ、人付き合いが嫌でフリーランスになった人にとって、この「人脈生成」は苦痛でしかありません。

そうした人のためにあるのが、フリーランスに仕事を摂関するエージェントの存在です。フリーランス向けのエージェントに登録することで、自分の好きな案件を選んで申し込むことができます。そしてその案件にまつわる面倒なやり取りもすべて、エージェントが肩代わりしてくれるのです。

経理の知識を持っておく

フリーランスとして働く以上、自分のお金管理もすべて自分で行う必要があります。

そのため、フリーランスのSEに経理知識は必須。簡単な知識からでかまわないので、経理の勉強を少しずつ初めてください。

フリーランスのプログラマーは会社員として働くよりもメリットが多いです。会社員時代より年収アップや時間が自由になるなど、わかりやすいメリットがあります。フリーランスのプログラマーになるには、どんなスキルを持っておく必要があるのか。そちらも押さえておいてください。

フリーランスのSEはどれくらい年収が上がるか

さて、皆さんが一番気になると言っても過言ではないのが、「フリーランスの年収」です。

フリーランスSEとして独立することで、いったいどれほど年収が上がるのか。そこを少し調べていきましょう。

働き方に贅沢を言わなければ単価は高い

上でも少し説明した、「フリーランスの働き方」ですが、この働き方に贅沢を言わなければ仕事の単価は高いです。

  • 仕事内容で案件を選ばない
  • 残業もいとわない
  • コンサルタントなどは別に求めない!ただただ開発
  • など、「来るもの拒まず」な働きをしていれば、すぐに「年収1000万」も夢ではありません。

    しかし、この働き方では「ブラック企業のエンジニアと変わらない」「健康が損なわれる」などのデメリットがあります。

    さらに「スキル至上主義」なフリーランス業界において、キャリアもスキルも身につかない働き方は、少しどうかなと思ってしまいます。

    仕事内容重視でも年収800万円は可能

    とはいえ、「企業に報酬が中抜されない」のが魅力のフリーランス。

    自分の好きな、やりたい案件を選んで仕事していたとしても、会社員時代より多くの「年収800万」くらいならすぐです。

    現在日本の会社員平均年収が「400万と少し」なことを考えると、フリーランスの年収はやはり高いです。

    1000万円プレイヤーは全体の3%

    ですが、悲しい現実もあります。

    多くの人のあこがれ「年収1000万」ですが、年収が1000万円以上あるフリーランスのSEは割合が少ないです。「1000万円以上稼いでいるSE」の割合は全体の3%ほど。

    フリーランスは税金も高いですから、あまり「報酬」目当てで、お金最優先でフリーランスに独立するのは結構リスキーなのです。

    まとめ

    フリーランスのSEは年々増えています。

    会社に縛られないで働くことで、年収は上がり、会社に縛られない仕事ができるようになります。

    とはいえ、フリーランスのSEになる前に注意しておくべきことは多いです。独立を考えている方は特に、フリーランスとして働くことの注意点をしっかり押さえておきましょう。