SE地方転職マニュアル~札幌編~

北海道の都会といえば札幌。郷土愛が強い地域であるため、Uターン転職を考えているSEはたくさんいるでしょう。また、東北地方でIターンを行うとなると仙台と北海道どちらかを選ぶのではないでしょうか。

筆者の周りには「東京で働くのに疲れたのでそろそろ自然豊かな場所に移住したい」と言って札幌の某IT企業へ転職した人がいますが、どうやら北海道でのSE転職はそうそう楽なものではないようです。

今回は、実際に北海道へ転職したSEの話を元に働く街としての北海道を見ていきましょう。

勤務地としての札幌

札幌市は北海道最大の経済都市です。人口は約200万人。この数は全国第5位の規模です。

漁業や農業が盛んであり、その豊かな生産物を加工する食料品メーカーもたくさんあります。大手企業だと雪印メグミルクが有名どころでしょうか。

札幌転職の魅力は、何と言っても自然豊かな土地。北海道の都会と言われる札幌でも、簡単に自然を感じることができます。また、通勤ラッシュというものが無いので毎朝の通勤が憂鬱になることも減るでしょう。

自宅は勤務地の近くにするべし

札幌に転職する人は勤務地の近くに部屋を借りることをオススメします。

というのも、実は札幌を通る札幌市営地下鉄は運賃が非常に高い。初乗りから240円もするので、東京から転職する人にとっては衝撃です。

また、車通勤だったとしても冬は積雪や吹雪の影響で遅れがち。冬は通常の出勤時間1時間前を目指して出るのが普通です。筆者の知り合いいわくこれが「正直しんどい」そうなので、住まいは勤務地の近くにしましょう。

札幌の平均年収

札幌市の平均年収は「306万円」です。これは北海道の中では高いほうですが、全国水準からすると低めの年収となっています。そのため、転職によって年収がダウンする可能性も高いです。

東京や大阪などの首都圏から転職する人にとっては厳しい数字となりそうです。家賃は安いですが、暖房費がかさみますし、電車やバスなどの交通費は割高。

大自然の中でのびのびとした生活をするのはなんと難しいのでしょうか…。収入を取るか、精神的な豊かさを取るかという選択になりそうです。

札幌の大手IT系企業

札幌に本社を構える大手IT企業はとても少ないです。ネームバリューのある大手IT企業やSIerに転職するとしたら、グループ企業や支店となりそうです。

株式会社テクノプロ

株式会社テクノプロは東京に本社を置き、札幌に支店を持つSIer。東証一部に上場している企業です。

27歳で年収450万円程度が見込めるので札幌市内で就職するとしたら非常に好条件と言えるでしょう。

また、グループ全体で約2,000人のエンジニア擁しているのでSEとして成長しやすい環境です。札幌には東京ほどのIT企業が無く、SE同士の交流会も活発ではないため社内に成長できる場があるかどうかは重要になってきそうです。

富士ソフト株式会社

富士ソフト株式会社は東証一部に上場している独立系SIer。本社は神奈川県で北海道から沖縄まで幅広い範囲に拠点を持つ大手企業です。

メーカー向けの業務アプリ開発や自社サービスの開発がメイン。一次請け案件のみなので、下流SIer特有の「残業時間がばかにならない」問題が起こる心配もありません。

札幌は社内SE職も狙い目!

札幌にはメーカー企業が充実しているため、社内SE職の求人も少なくありません。数少ないIT企業のみに志望企業を絞るのではなく、社内SEも視野に入れながら求人を探していきましょう。

株式会社ニトリ

札幌駅前に店舗も構えるニトリ。北区にあるニトリの本社では、2017年10月現在大量の社内SEを募集している様子。

社内SE職といってもインフラエンジニアやセキュリティスペシャリスト、テスト設計など細かく分けられての募集なのでもしかしたら自分のスキルを活かした転職ができる案件が見つかるかもしれません。

業種や業界を絞らず幅広く見ること

札幌にあるSE職は正直そんなに多くありません。だからこそ、転職をするなら業種や業界に絞らず幅広い企業を見ていくべきです。

DODA

DODAは全国各地の求人を持つ転職エージェント。SE求人に特化したサービスではありませんが、充分な求人数があります。

札幌グランドホテル近くに支社を構えているため模擬面接や面談などのサービスを受けやすいのもポイント。転職活動の起点となるでしょう。

2017年10月現在、テクノプロを始めとする大手IT企業の求人も掲載されています。

リクルートエージェント

大手リクルートが運営している転職エージェントです。日本最大級の求人数を誇るので、札幌のSE求人も豊富です。求人案件が少ない地域での転職なら必須のエージェントとなるでしょう。

2017年10月現在、富士ソフト株式会社のSE求人やニトリの社内SEの募集が出ています。

まとめ

札幌はIT企業の数が少ないです。しかし、エンジニア需要が無いわけではありません。社内SEとしてメーカー系やサービス系での需要が多いというのが特徴です。

札幌での転職を考えているSEは、広い業界を視野に入れて転職活動をすることが成功のカギです。