Pythonは近年ますます注目されつつある、主にアプリケーション開発で用いられることの多いパワフルなプログラミング言語です。
InstagramなどのSNS、Dropboxなどのツール開発でもPythonが活躍しており、着々と実績を積み重ねている言語です。スマートフォンの復旧によってアプリ開発自体の需要が高くなっている昨今、Pythonエンジニアの需要も今後ますます高まっていくであろうことは容易に予想できます。
そして現在Pythonエンジニアの数がそれほど多くないことを思えば、今後Pythonエンジニアが足りない慢性的な人材不足となる可能性があるのです。
※本ページにはPRが含まれます。
目次
Pythonという開発言語
まずはPythonという開発言語についておさらいしていきましょう。
Pythonは優秀なプログラミング言語である
Pythonは可読性が高く、汎用性もある、とても優秀なプログラミング言語です。
スクリプト言語であるものの、Pythonは多くのライブラリを持っていることもあり、Webサービス開発から業務システム構築まで幅広く利用されているのです。
日本で特に注目される要因となったのが、スマートフォンアプリ開発やソーシャルゲーム開発など、スマートフォン業界の開発分野に進出したことが要因です。
そしてAI分野での開発でPythonが主流で使われていることで、Pythonはますます注目されることとなったのです。
汎用性が高い
Pythonの優秀さは、「汎用性が高い」点にもあります。
Windowsはもちろん、LinuxやMac、AmigaなどあらゆるOSで動作可能です。異なるバージョンならば、.NETやJava仮想マシンでも動作が確認されており、その汎用性の高さはかなりのもの。一度作成したソースコードが、そのままあらゆる環境で使用できるのは、かなり開発効率を上げることに繋げられるでしょう。
Pythonエンジニアが不足している
Pythonは優秀で、あらゆる環境で活躍できる性能を持っているにもかかわらず、Pythonを使えるエンジニアが不足しています。
PHPやJavaが圧倒的に多くの需要を誇っており、PerlやRubyの需要も高くなっていたこともあり、Pythonの存在感は大きくなかったのです。
しかし間違いなく今後Pythonの需要は高くなります。Pythonのスキルがあれば、転職市場でも引く手あまたとなるのは間違いありません。
Pythonエンジニアの年収は？
「みんなのスタンバイ」調べによると、Pythonエンジニアの平均年収は「651万円」。なんと数多の開発言語を抑えて堂々の一位です。
その要因はやはり、PythonがAI分野で主流だからです。Python関連の求人を見ても、「ロボット向けアプリケーション開発」など、年収の高いエンジニアの求人が出ています。日本ではまだそれほど注目されていないものの、大惨事AIブームの波はすぐそこまで来ています。
Pythonエンジニアにおすすめの職種と企業
ここからは、Pythonエンジニアが就くべきエンジニア職と、そのエンジニア職で募集している企業を具体的にみていきましょう。
Pythonエンジニアの求人をみるとどこも、「高給与」で開発分野も新しい、やりがいに優れた仕事が多いように思いました。
機械学習エンジニア
やはりPythonといえばAI分野の開発が盛んです。AI技術が用いられる分野は多いですが、最近特に注目されているのは「自動車に搭載されたAI」です。
AIが車を運転することで、人間が運転する時起こりうる事故を防げると、多くの会社が自動車向けAI開発を急いでいます。
株式会社本田技術研究所
世界に誇る日本の自動車メーカー、HondaがPythonエンジニアの求人を出していました。Hondaは2020年までに自己死亡率半減を目標としていることもあり、予防安全技術による事故回避にかなり重い比重を置いています。
そのためには当然、優秀なAIが必要。そして優秀なAIを開発するには、優秀なPythonエンジニアが必要なのです。
バックエンドエンジニア
Pythonエンジニアの求人には、「バックエンドエンジニア」の求人が数多くありました。
バックエンドエンジニアがやるのは、主にユーザーの目に止まらない部分のWeb処理。バックエンドエンジニアには、データベース、サーバーサイドの開発を中心に仕事を行います。そのため、サーバーサイド開発やサーバー構築など、幅広い分野のスキルを求められるでしょう。
株式会社ディー・エヌ・エー
メガベンチャー企業ディー・エヌ・エーが、フロントエンドエンジニアの求人を出していました。
ディー・エヌ・エーは世界中あらゆる企業と提携し、AI分野でのあらゆる分野のサービス展開を考えているそうです。主にインターネット分野とAIの融合で、交通システムにイノベーションを起こすことを発表しています。
今後の展開規模もまったく予想できない、やりがいのある仕事ができそうです。
まとめ
Pythonエンジニアの将来は明るです。
今後Pythonの需要は右肩上がりが約束されています。そしてPythonエンジニアが希少なこともあり、仕事にこまることがないでしょう。
Pythonエンジニアとしての今後、しっかりと考えていきましょう。