動的ページを作ることができるPHP。シンプルで分かりやすい言語であるためFacebookやWordPressもこの言語を採用しています。
PHPエンジニアはJavaエンジニアの次に多いということもあり、その分転職を希望する人が多いですが、実際に転職するとなるとどのような状況になっているのか気になりますよね。
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目次
PHPは需要がある?
そもそもPHPエンジニアは2017年現在、どの程度の需要があるのでしょうか?
PHPは1995年の登場以来20回以上のバージョンアップを重ねて今に至るプログラミング言語。
昨今のWEBページでは当たり前のように使われている動的ページ。ユーザーのスクロールによって画面が変わっていくページがものすごく流行っています。いかにPHPが利用されているかがわかりますね。
FacebookやWordPressなどのWEBサイトを始め、WEBアプリの制作、ECサイトのシステムにもPHPは使われています。WEBサイトの数だけPHPが使われていると考えると、需要が少ないとは言えないでしょう。
未経験でも転職できる
Webサイトの需要の多さから、常に人手が不足しているPHPエンジニア。「未経験OK」の求人もあるほどです。
趣味や個人でPHPを触っていたプログラマーは、ポートフォリオなどでアピールしていきましょう。技術を裏付けるものがない人はPHP技術者認定試験の資格を取得することをオススメします。
PHPエンジニアの将来性は?
将来的に、PHPエンジニアの職が無くなることはないでしょう。というのも、WordPressの世界的シェアは27%を超えています。つまり、少なくとも全世界の4分の1のサイトがPHPを使って作られているのです。
WordPressで運営しているものを他のシステムに乗り換えるというのは非常に手間がかかるので、急に仕事が減るということもありません。「Rubyが取って代わるのではないか」という声もありますが、根幹システムに使われている限りはその心配もないでしょう。
LAMPが使えると活躍の場も広がる
WEBサイト構築に欠かせないのがLAMP。LAMPとは、
- Linux
- Apache
- MySQL
- PHP
の頭文字から来ています。特にLinuxはトラブルが起きたときに直接触らなければいけない場面も出てきます。PHPプログラマーとして転職するなら、LAMP環境で問題なく構築できるのが理想的ですね。
年収は?
PHPエンジニアの平均年収は538万円です。
言語別ランキングですとPython、Perl、Ruby、C言語、Javascriptに次いで6位ですが、使いやすさを考えるとコスパは良いのではないでしょうか。
PHPエンジニアにおすすめの職種
続いて、PHPを利用した転職にオススメな職種を紹介していきます。
WEBエンジニア
PHPエンジニアと言えば、WEBエンジニアでしょう。動的WEBサイトの流行により、WordPressだけでなくさまざまなシステムでPHPは利用されています。
SIerからの転職希望者が多いイメージですが、それはモノづくりに対するやりがいを見出し易いからでしょうか。「言われたことをやる」というよりも「新しいものを作っていく」というスタンスの方が当てはまります。
スピード感の早いWEB業界。技術の最先端に触れながら開発できるのでエンジニア冥利に尽きるかと思います。転職という話題でこんなことを言ってはいけないかもしれませんが、楽しく仕事をしたいならWEBエンジニアがオススメです。
インフラエンジニア
インフラ構築にもPHPは使われています。ITの土台とも言われている部分を担うエンジニアなので、スキルアップをしたいのならこの職種がベスト。
インフラエンジニアはシステムの基礎を作る職種。「インフラの技術があれば転職も楽」とも言われます。今後、キャリアパスをしていこうと考えているなら特にオススメです。
PHPエンジニアなら在宅勤務可能の求人も
PHPエンジニア求人には在宅勤務可能の求人もあります。子育てをしながらエンジニアとして働きたい人は、このスキルを活かして転職するのもアリです。
求人案件に「在宅勤務可」と書かれていない場合も、制度として取り入れている企業もあります。逆に、制度自体はあるけれども利用できるかどうかが不明の場合も。転職を決める前に、一度しっかりと確認しておきたいポイントです。
ただし、在宅勤務という特別な形態で雇ってもらうにはそれなりのスキル・経験が必要となるでしょう。しっかりと自分の市場価値を図って、無駄打ちの転職はしないようにしてください。
まとめ
Rubyに市場を乗っ取られるのでは?と将来性を危惧している人もいるでしょう。しかし、PHPのシェアは最低でも全世界の4分の1。今後何十年は安定して需要があるはずです。
PHPエンジニアの求人数は多いです。未経験でも受け入れている企業すらあるので、あまりスキルに自信が無くても一度チャレンジしてみる価値はあります。