C#エンジニア転職マニュアル

人気のプログラミング言語5本の指には入るC#。JavaやC++との親和性も高く扱いやすい言語です。

C#での開発をしていたエンジニアはC#を好きになる傾向にあり、「できれば次職もC#の開発環境で働きたい」と思うのだとか。

そんな方に向けて、今回は「C#」を武器にした転職をする際に役立つ情報を紹介していきます。

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C#という開発言語とは

まずはC#の市場価値について調べていきましょう。

C#はマイクロソフトが開発したプログラミング言語です。2002年にリリースされて現在で15年目。バージョンは7.0になっています。

言語的には成熟しており、高い市場価値を確立しています。ある調べによるとJavaとC言語に続いて需要のある価値だともいわれています。

汎用性が高いので需要がある

ご存知の通り、C#は汎用性が高い言語。ソフトウェア開発やアプリケーション開発、ソーシャルゲーム開発、Webサービスの構築などさまざまなジャンルで活躍しています。

汎用性が高い一方で、C#を使いこなせるエンジニアは少ないです。というのも、ある程度成熟した言語のため、基礎となる知識が無いと習得するのが難しいからです。

実際に、JavaやC++を使ったことのあるエンジニアにとっては理解が早いですが、C#から学習を始める人はなかなか習得するのが難しいでしょう。

これを仕事で使えるレベルにするとなるとまた更に深い知識を求められますので、なかなかこの敷居をまたぐエンジニアはいないのです。

C#エンジニアの将来性は?

一番気になるのが「C#で今後食っていけるのか?」という点ですが、この言語に関してはWindowsが何かしらの大ショックでこの世から無くならない限り、需要が無くなることは無いでしょう。

現在、Windowsが誇るOSのシェアは80%を超えています。今後このシェアが減っていったとしても、業務システムにおいてはすぐに環境が変わることはありません。

現在、Windowsで構成されたシステムの数だけC#の需要があるのは確実です。

C#が利用できればJavaエンジニアになることも可能

C#はJavaと非常に似た言語。C#に触れていればJavaができなくなるということもありません。

Javaはプログラミング言語の中で一番シェアが大きく、活躍できる範囲も広いです。C#エンジニアとして活躍することができなくなったとしても、Javaエンジニアへキャリアチェンジするという道もあります。

年収も高く美味しいC#

将来性もある程度確保されているC#エンジニアですが、年収が高いこともあり実は美味しいジャンル。

平均年収は約627万円と、他のプログラミング言語に比べてずば抜けて高いです。というのも、今の時代アプリケーションゲームを一発当てると年収1000万もザラにありますので、ゲーム開発に対応できるC#エンジニアはチャンスが大きいのです。

C#エンジニアにおすすめの職種

C#は汎用性が高いため求人先の種類も多くあります。C#に加えて現職(前職)の実務経験が活かせる転職先を選ぶことができれば、転職成功の可能性はグッと高くなります。

実際の求人情報から、C#を必須条件とするオススメの職種を紹介していきます。

アプリケーションエンジニア

スマホの普及により需要を伸ばしたアプリケーションエンジニア。アプリケーションといってもさまざまな種類がありますが、現在最も需要があるのはスマホアプリ開発でしょう。

ゲームエンジンであるUnityは、コードを変えずにAndroidとiOS向けに構築することが可能。そのため、ほとんどのアプリケーション開発企業で使用されています。

このUnityの開発言語はC#なので、アプリ開発の企業の数だけエンジニアの需要があります。

Web系エンジニア

Webサイト構築、ECサイト構築にもC#、.NETを利用している企業は多いです。マイクロソフトのクラウドサービスを利用している所ですと、この言語を利用することになるでしょう。

システムエンジニア

パッケージシステムを開発する企業でもC#を使っているケースが増えてきています。中にはC#だけ開発した経験があればOK!という求人案件も少なくありません。

まとめ

C#はWindowsでの開発に限られるため、将来性がないのでは?と感じている人も多いでしょう。しかし、現状では国内国外問わずWindowsのシェアは大きいです。業務システムという市場もあることを考えると、需要が減ることは考えにくいでしょう。

また、スマホアプリの台頭によりアプリケーションエンジニアの需要も急増中です。C#での実務経験があれば転職先に困ることはありません。

このスキルを活かして年収アップができる転職先を見つけるためには現職(前職)との繋がりのある案件を選びましょう。スキルだけで転職先を探すのではなく、総合的に見極めて行くのが成功の秘訣です。