日本で生まれたプログラミング言語「Ruby」。ベンチャー系やスタートアップ系の企業の求人では必須とも言えるくらい普及しています。
比較的かんたんに覚えることができてしまうということもあり、将来性はあるのか?年収アップは見込めるのか?という不安を持つ方もいるでしょう。
今回は、そんなRubyを使った転職事情について詳しく説明していきます。
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目次
Rubyは需要がある言語なのか?
とにかく書いていて楽しい言語と言われるRubyですが、果たして需要のある言語なのでしょうか。
ベンチャー系やスタートアップ系企業で人気
求人案件を見ていると、ベンチャー企業やスタートアップ企業はこぞってRubyを必須条件として挙げていることが分かります。
何故かというと、RubyのフレームワークであるRuby on Railsが以下のような理由でベンチャー企業らにマッチングしているからなんです。
- 開発効率が良い
- バージョンアップのサイクルが早い
人数が少なく、最先端の技術を必要とするベンチャー企業らにとっては、効率よく開発することができて変化にも強いRuby on Railsが便利。
メジャーなところで言うとクックパッドやpixivなどでも使われています。
ゲームのプラットフォーム開発にも使われるように
最近ではオンラインのゲーム開発にもRubyが使われるように。複雑な作業を自動化することができるので効率化に繋がるようです。
徐々に開発の幅を広げてきたRuby。簡単に・何でも作れるなんて時代も来るかもしれません。
Rubyエンジニアの将来性は?
イケイケのWEB系ベンチャー企業はWEB開発にRubyを利用しています。この流れがメジャーになれば、今後PHPやJavaのシェアを奪って行くのではないかと予想する人もいます。
いままでWindows上でRubyの外部モジュールが上手く動かないのがネックだったのですが、Windows10からBash on Ubuntu on Windowsが導入されたのでより活躍の幅が広がったようです。
Ruby on Railsは成熟した言語なのでこれからも長く使われていくのではないでしょうか。
年収は?
プログラミング言語別に見たRubyエンジニアの平均年収は「606万円」です。
これはPython、Perlに次いで3番目に高い平均年収。求人数の多さと年収の高さを考えると、転職市場において最もコスパの良い言語です。
ベンチャーやスタートアップ企業の場合ですと年収1000万円超えの職もあるので、年収アップも充分視野に入れることができるでしょう。
Rubyエンジニアにおすすめの職種
Rubyのスキルを活かした転職をするなら以下のような職種がおすすめです。
アプリケーションエンジニア
ベンチャーやスタートアップ企業の求人で多いのがアプリケーションエンジニア職。Rubyを利用して開発するのはWEBアプリがほとんどです。スマホアプリには劣りますが、それでも今求人数が多い職業です。
どの領域まで関わるかにもよりますが、HTMLやjavaScript、CSSの知識を持っていると一通り開発ができるようになるでしょう。社員数が少ないベンチャー企業の場合、一人ですべて開発することも多いので覚えておきたいところです。
ゲームプログラマー
株式会社ミクシィなどではスマホのソーシャルゲーム開発にRubyを利用しているようです。Ruby Motionが利用できればスマホアプリ、サーバーサイドもRubyのみで制作することができるのでこれひとつで仕事が完了します。
資格をとっておくと有利?
Rubyの技術を証明する資格としてはRuby技術者認定試験があります。この試験は以下の2種類に分かれます。
- Ruby Association Certified Ruby Programmer Silver
- Ruby Association Certified Ruby Programmer Gold version
これらの資格はもちろん持っておくに越したことはないですが、転職に有利になるかというとそれほど影響を与えるものでは無さそうです。
それよりも制作物を見せるなどより実践的なもののほうがベンチャー転職にはマッチしているでしょう。
RubyエンジニアにおすすめのIT企業
Rubyの技術を存分に活かすなら以下のような企業がおすすめです。
クックパッド株式会社
Rubyで開発されたWEBサイトと言えばクックパッド。Ruby on Rails製サイトの中では日本最大の規模を誇ります。
新規サービスもどんどん出しているので、既存だけでなく幅広い分野を経験できるでしょう。Rubyエンジニアの間ではあまりにも有名なので転職のハードルも高いですが、エンジニアとして一度はここで開発してみたいものです。
以前はForkwell Scoutに求人案件があったのですが、今現在は出ていない様子。案件待ちで登録しておくのも一つの手です。
まとめ
生産性の高いRuby on Railsは今後多くの企業で利用されるでしょう。Rubyエンジニアとして転職するなら、スタートアップ、ベンチャー系企業がメインになってくるので社風が自分に合うかどうかも慎重に判断すべきポイントとなりそうですね。