エンジニアの皆さん、今の年収に満足していますか?情報化社会で需要がある…とは言われているものの、懐に入ってくるお金はしょっぱいというエンジニアも多いのではないでしょうか。
一方で、しっかりと年収を貰っているエンジニアもいます。今回は、エンジニアの年収事情と年収を上げる方法を紹介していきます。
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底辺エンジニアの年収は低い!
技術職であり専門職でもあるエンジニア。高専、大学の頃から勉強をしていないと就職するのが難しい、ある意味敷居の高い職業であるにも関わらず、その年収はそこまで高くありません。
システムエンジニアの平均年収は465万円
20代エンジニアの平均年収は「465万円」。一般職、総合職含めた20代の全体的な平均年収は354万円なので、高い水準ではあります。
しかし、この年収に満足しているエンジニアは果たしているのでしょうか。地獄のようなデスマーチ、技術面を知らない顧客の無茶振り、常に新しい技術が生まれては消えるこの荒波で必死にもがいた結果の給料と考えると、もっと貰えてもいいのではと思ってしまいます。
時間給に換算してみるとコンビニバイト程度
平均年収は一般的な水準よりも高い…ですが、時間給に返還してみたらどうでしょうか。
孫請けレベルのSIerだと月200時間は当たり前、徹夜勤務や休日出勤も珍しくありません。
残業代が出るならまだ許せるのですが、みなし残業代でなんだかんだ支給されないという人も多いでしょう。
年収(ボーナス含み) ÷ 労働日数 ÷ 1日あたりの労働時間という式が成り立ちます。
実際に例を出してみましょう。SEの平均データから、(年収350万円)という設定を立てました。ここからブラック企業の労働時間(250日勤務の15時間勤務)で時給を割り出してみましょう。
350 ÷ 250 ÷ 15 で、時給は933円。今時都心のコンビニの方が時給がいいです。しかも仕事はコンビニバイトとくらべて遥かにきつい。これではまさにIT土方です。
そのままでいても年収は上がらない!
現状の年収に不満を持っていたとしても、そのままの状況に留まっていたら年収が上がることはないでしょう。それどころか将来のキャリアパスさえ明確にならず、場合によってはボーナスがカットされ年収が下がることもありえます。
一方で、しっかりと高年収を貰っているエンジニアもいるわけです。そこにはどのような違いがあるのでしょうか。
高い人と低い人の違い
年収の高いエンジニアは、プログラミング以外のスキルも持っています。顧客の要求を聞き出すコミュニケーション能力、そしてそれを分析する能力。経験上、稼いでいるエンジニアはプログラミングよりも対顧客の立ち回りが上手いという印象です。
仕様書通りにプログラミングを書いているだけでは評価があがることはありません。企業からしたら「ちゃんと動けば問題ない」のですから、綺麗なコードも、分かりづらいコードも関係ないのです。
現状維持で勉強をしないエンジニアは給料が上がらない
SIerという構造の性質上、新しい技術を学ばなくても仕事ができてしまいます。
しかし、それでは井の中の蛙。例えばWEB系エンジニアのように幅広いレンジを担当するエンジニアとの技術の差は広がるばかり。転職市場において価値がない、時代に置いてけぼりのエンジニアになってしまいます。
年収を上げたいのなら、常に新しい技術を勉強し続けること。そしてチャンスを掴んでいくことが重要です。
年収の低いエンジニアから脱出する4つの方法
年収の低いエンジニアを脱出して、高年収エンジニアになるためには具体的にどのようなことをしていけばいいのでしょうか。
1、今の企業でキャリアアップをする
現在、既に大手SIerや上流SIerに務めているのだとしたら、今の会社でキャリアアップすることを第一目標に置きましょう。
キャリアアップして目指す最終ポジションは管理職になるでしょう。上流ですとプログラミングをほとんどせず、マネジメントがほとんどになります。今のうちからマネジメントスキルを身に着けておくことが重要です。
資格の取得が昇進条件になっているSIerもあります。勉強も含めて、PMPなどの資格は早めに取っておきましょう。
2、上流SIerに転職する
SIerは受注企業に近いほど給料が高くなり、下請けになるほど給料も下がります。上流SIerですとほとんどプログラミングを行なわず、マネジメントや下請けへの発注などがメインとなりますが、基本的な仕事は変わりません。
年収を上げようと考えるなら、下流SIerから上流SIerへと転職をするのが手っ取り早いです。しかし、上流SIerのようなハイクラス向けの求人は通常の転職サイトには掲載されていません。ハイクラス向け転職をしたいなら、ビズリーチなどのスカウト型転職サービスを利用しましょう。
経験があり、スキルに自信があるなら半年程度で転職することも可能です。
JACリクルートメント
上流SIerをはじめ、外資系企業など、ハイクラス求人を探しているならぜひおすすめしたいのが、「JACリクルートメント」です。
JACリクルートメントは、ハイクラス求人の扱いに長けており、他の転職エージェントではお目にかかることのできない優良求人がゴロゴロしています。
今自分が持つスキルで、どの企業への転職まで可能になるのか、JACリクルートメントのコンサルタントと相談してみましょう。
3、WEB系エンジニアに転職する
下流SIerで働いており、今の労働環境に不満があるならWEB系への転職で年収アップを目指すことをおすすめします。
最近では「残業が多い、イケてない」というイメージのあるSIerから、「自分の裁量で仕事ができる、イケてる」というイメージのあるWEB系エンジニアへの転職を希望するエンジニアも増えてきました。
WEBエンジニアの平均年収はSIerとさほどかわらず400万円~500万円程度ですが、活躍できるフィールドが広い分管理職にもなりやすいです。転職もしやすいため、何回か転職を重ねて年収を上げていくエンジニアもいます。しっかりと準備を重ねた上で、WEB業界への転職を成功させてください。
レバテックキャリア
WEB業界のエンジニア求人など、IT業界からIT業界への転職となると、利用するべきは「レバテックキャリア」です。
レバテックキャリアはIT業界の転職に特化した転職エージェント。元ITエンジニア等、IT業界に精通したコンサルタントが、あなたの転職ニーズに応えてくれます。
上流エンジニアに転職することで、年収アップも仕事のやりがいアップも折り紙つきです。
4、フリーランスとして働く
フリーランスで働く場合、中抜きが無い分、収入も増えるというメリットがあります。もちろん、その分自分で仕事を獲得しないといけないなどの手間はありますが、技術と仕事に見合ったお金をもらえるという点では大変魅力的です。
フリーランスの案件はピンきりです。簡単なコーディングしかできなかったとしても案件を受注することは可能。
年収1,000万円級の収入を目指すのなら、高い技術力が必要ですがSIer2年目でフリーランスへ転向したとしても生活できる程度には稼いでいる人もいます。
最近は、フリーランス専門のエージェントもあり、フリーランスでも働きやすい土壌が出来ています。
レバテックフリーランス
おすすめのフリーランス専用のエージェントを聞かれたら、私はレバテックフリーランスをおすすめします。
レバテックキャリアでもおなじみの「レバレジーズ」が運営しているエージェントで、フリーランスエンジニアにとって煩わしい「クライアントとの打ち合わせ」「報酬の交渉」などをすべて請け負ってくれます。
エンジニアは特にフリーランスのニーズが高い職種。フリーランスのエンジニアには「週3勤務案件」など、自由な働き方ができるなどのメリットがあります。
「年収が低い」と誰かに言われて行う転職はNG
年収が低いことを嘆くSEは多いです。
突き詰めれば、私たちはみなお金を稼ぐために働きます。働きに見合った給与がもらえてないと感じれば、迷うことなく転職を行うべきです。
しかし、自分で自分の年収に問題を感じてないのに、「人から転職するべきと言われた」という理由で転職を行う人がいます。これは絶対にNGです。よく聞くのが、彼女に転職しろと言われたから転職するという人。
転職は自分の人生の問題です。彼女だろうと誰だろうと、人から言われたから行うものではないのです。
参考:「彼女のため」の転職はNG!転職は自分のためのものです
まとめ
現状、仕事に見合った給料を貰っているエンジニアは意外と多くありません。しかし、それは決して技術が劣っているというわけではなく、環境によるものであるケースがほとんどです。
今の企業のままキャリアアップをしていくか、転職やフリーランスへの転向で年収を上げていくか今一度考えてみましょう。
年収アップのための転職には、適切な狙い、行動を起こす必要があります。転職で年収が上がるエンジニアと、年収が下がるエンジニアの違いは「転職で年収が上がるSEと上がらないseの違い」の中で説明しています。