私自身もそうだったのですが、現在の勤務状況を苦に感じ、この事業から抜け出したい!と思っている人も多いはず。
IT業界の中でも、特にSIerに勤務し、システム開発のピラミッドに組み込まれてしまっているエンジニアは悲惨です。終わらない残業、幾度となく待ち受ける休日出勤、その他様々な要因で潰れてしまうエンジニアが多いです。
よほど何かITにこだわりが無い限り、早めにIT業界からの脱出を図るのをおすすめします。歳を取れば取るほどIT業界からの脱出は難しくなります。
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目次
IT業界から抜け出すSE多数
IT業界から抜け出したいと思っているSEは、何もあなただけではありません。
多くのSEが、IT業界で働くことに何らかの苦痛を感じています。どんな業界で働いていようと、職場への不満は発生するかもしれませんが、IT業界は比較的他の業界より不満を持つ人が多いと言われます。
具体的にどんなところに不満を持つ人が多いのか、条件をみてみましょう。
デスマーチが苦痛
BtoBのシステム開発でありがちな「デスマーチ」。システム開発期限が迫った時、開発スケジュールが立て込んでいる状態をこう呼びます。デスマーチが始まると、SEは残業に追われて、家に帰ることができません。土日祝日休日出勤は当たり前。
SEはこのデスマーチによって、心身を崩してしまう人が後を経ちません。残業時間、時間外労働は、ハッキリ言って人生において無駄な浪費です。デスマーチに早めの区切りをつけて、IT業界からの脱出を図りましょう。
スキルが身につかない
これもSIピラミッドにおける話になってしまうのですが、SEとして考えなしに働いていても、あまりスキルが身につきません。
ピラミッドの頂点たる元請けSIerのSEは、主に「プロジェクトの進捗管理」がメイン業務。エクセルにスクリーンショットを貼る、外部企業との折衝が業務となります。プロジェクト管理スキルは身につくかもしれませんが、システム開発スキル自体は身につきません。
対して下層のSEは、上から決められた要件でシステム開発を行います。自分で考えて行うシステム開発の要素は小さく、創造的な開発スキルは一切育ちません。
スキルが身につかないまま35歳を迎えてしまえば、これで晴れて「大して戦力にならない人材」の出来上がりです。
IT業界からの脱出後の未来
それでは、IT業界から脱出できたとして、次はどこにいけばいいのか。脱出後の進路まで決めておかないと、SEとしてはただただ不幸になるだけです。
異業種への転職
金融や医療など、IT以外の業界へ転職することも可能です。
SEとして培った、「ITスキル」は、他のあらゆる業界で役に立つはず。あなたの歩んだSEとしてのキャリアは、決して無駄になることはないはずです。
社内SEとして勤務
異業種の企業で、「社内SE」として働くのが、IT業界脱出後の一番ポピュラーな進路です。
SEとしてのシステム開発を、今度は自社内で行う。その他にも社内のPCトラブルの解決も行う。社内SEとしての働き方は様々ですが、社内SEならば、IT業界で働いていた時より良い環境で働きやすいでしょう。
ITコンサルタントとして勤務
企業内のIT環境を整える「コンサルタント」を募集している企業も少なくありません。
コンサルタントはSE時代と同じく、またはそれ以上にハードワークを強いられることもあります。しかし、かなり創造的でクリエイティブな仕事ができるはず。そして何よりコンサルタントは、SEとくらべてかなり年収が高いです。
SEとして働いている現在、年収の金額に満足していない方には、ITコンサルタントへの転職もおすすめです。
IT自体が嫌いじゃないならWEBエンジニアへ転職
IT業界自体は好きだが、SIerから脱出したいと思っている方には、webエンジニアへの転職がおすすめです。
webエンジニアの開発は、BtoCのシステム開発となるので、明確に決められた期限は存在しません。ただ、自社内で設定したスケジュールがあるだけです。
IT業界からの脱出は1秒でも早く!
IT業界から抜け出したいと思っているなら、少しでも若い方が転職が楽です。若いという武器は、転職においてかなり強いのです。これがい業界への転職となるとなおのことです。
転職エージェントと相談して安全な脱出を
異業界への転職は、やはり転職のプロがいる転職エージェントを頼るのが一番です。
総合求人を扱う転職エージェントに在籍するキャリアコンサルタントならば、今持っているスキルを見て、どの業界への転職がおすすめか、適切なアドバイスをくれるでしょう。
まとめ
IT業界からの脱出を考えるならば、少しでも早い段階で、転職エージェントを頼るのがおすすめです。
若さという武器は、転職市場において一番重宝されるのです。