どうしてSEは休日出勤が多くなってしまうのか

カレンダーのイメージ

SEという仕事につきまとうイメージがあります。

「激務」で、「デスマーチが続いて残業が長い」、そして「休みがない」というものです。そして悲しいかな、これらのイメージは間違っていません。どうしてシステムエンジニアとして働く多くの人が「長い残業」や「休日出勤」に苦しんでいるのか。

SEが激務なその理由を、今回は考えてみましょう。そしてできるだけ残業が少なく、休みもしっかり確保する方法も探してみましょう。

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SEの残業時間はどうして長いのか

まずは、SEの長い残業時間から考えていきましょう。

規定時間以上の業務が続く残業時間。その分だけ、自分の自由に過ごせる時間が減ると思うと、単純に不幸ですよね。

仕事が終わらないから

どの仕事も同じですが、「その日やるべき仕事」が終わらないと残業になります。ですから、SEの他にも業務量が多い仕事に就いている人は、比較的残業時間が長くなってしまいがち。

SEという仕事は基本業務が「システム開発」ですから、その日に進めるべきシステム開発が十分に進まなかった場合は、残業してシステム開発を進めるしかありません。

定時退社なんて言葉は、SEという仕事とは無縁です。

SEにはどうして休みがないのか

続いて、多くのSEが苦しむ「休日出勤」も考えてみましょう。

どうしてSEは休みが少ないのか?

デスマーチ中は休日出勤当たり前

SIerは、「システム開発受注」を行う会社です。他社からの要件をもらい、それに基いてエンジニアがシステムを組みます。

そしてそのシステム開発には制限があります。システムを発注する会社も仕事があります。早くシステムを開発してもらい、そのシステムを使って仕事したいと思っているのです。

その「納期」が目前に迫っている状況を「デスマーチ」といいます。「納期が迫っている…でも仕事が終わらない…」となれば、休日出勤を行うしかありませんよね。

多くのSEは「厳しい納期」と戦っている

そうなのです。

多くのSEを苦しめるのがこの「納期」。これさえ無ければ、長い残業時間も、休日出勤にも頭を悩まされることはないのです。

システム開発中のバグ

システム開発には、バグの発生など様々な不具合がつきものです。

SEはこれらバグ取りや不具合の修正に、常に追われることになります。不具合を修正するほど、システム開発が頓挫して前に進まない。結果納期がさらに厳しくなる。そしてまた長い残業や休日出勤に苦しめられる…という負のスパイラルに苦しみます。

システムリリースが行われるのは土曜日曜

システム開発が終わると、そのシステムを納品します。

そのシステムの納品は主に、システム開発を発注したクライアントの業務が行われていない休日に行われます。つまりそのシステムのリリースを行う日はSEの休日出勤が余儀なくされるのです。

代休を取れる会社なら良いですが、そうでない場合も多く、結果システム開発が終わっても休みが取れないなんて状況も…。

トラブルシューティングにも追われる

システムをリリースした後も、SEの仕事は終わりではありません。SEの主な業務の一つに、「システムの運用・保守」も含まれているので、システム稼働中に問題が発生したらその対処に追われます。

いつシステムに誤作動が生じるかは予想がつきません。SEはいつも気の休まらない状態ということですね。

残業が少なく休みも取れるSEになる方法

泣き言ばかり言っていても仕方ありません。

少しでも良い環境で働くにはどうすればいいのか。残業も少なく、しっかり休みが取れるSEになるための方法も調べておきましょう。

仕事を抱え込まない

仕事ができる人にありがちなのが、「自分のキャパシティを越えて仕事を抱え込む」というものです。

当然ですが、人一人ができる仕事なんて限界があります。限界を越えないように、自分のキャパシティをしっかり理解して、必要以上の仕事を引き受けすぎないようにしましょう。

転職する

SEに向いてない…辞めたい…と思っているなら「転職」が一番手っ取り早いです。

まったく違う業界の別職種への転職も良いですし、同じIT業界の中でも働きやすいと言われている、「WEBエンジニア」への転職も考えて見てください。

あなたのぼんやりとした未来の展望も、転職エージェントのキャリアコンサルタントと相談することで、ハッキリ見えてくるかもしれません。

リクルートエージェントは業界最大手の転職エージェント。業界で最も多くの求人数を誇り、運営歴も抜群に長いです。積み上げた運営歴、そこにあるノウハウを活かしながら、転職を成功させてください。

フリーランスになる

会社に勤めず、自分のペースで仕事できる「フリーランス」になるという選択肢もあります。

フリーランスエンジニアには、意外と営業活動など人とのかかわりが必須となりますが、最近はフリーランス向けのエージェントがあるなど、働きやすい環境が整っています。

レバレジーズ株式会社が運営する、フリーランス専門のエージェントが「レバテックフリーランス」です。案件の単価の高さがレバテックフリーランスの強みで、今の年収で満足していないサラリーマンの多くが、レバテックフリーランスでフリーランスエンジニアとしての道を歩んでいます。

まとめ

多くのSEを悩ませる「残業」と「休日出勤」について書きました。

SEはシステム開発の納期と常に戦っており、その戦っている最中はいつも残業や休日出勤で頭を悩ませています。

しかしあまねくSEがすべて残業と休日出勤に悩んでいるわけでもありません。本当に悩んでいるなら、もっと良い環境で働くために「転職」や「独立」に動き出してください。