転職において絶対に避けられないのが、「中途採用面接」です。
当然、この面接は新卒採用の時と同じく、適切な受け答えができないと採用されません。いくら、履歴書や職務経歴書に魅力的なスキル、経歴が書いてあったとしても、面接はそれ以上に重要です。
面接では、「人柄」「社会人としてのコミュニケーション能力」「将来性」など、様々なことを試されます。
今回は、転職活動における面接の必勝法を学んでいきましょう。
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目次
面接官が面接の会話で知りたい事
そもそも転職活動において面接官は、個々の質問の一つ一つで何が知りたいのでしょうか?
面接官の求めている「ニーズ」がわかっていれば、適切な受け答えも見えてくるはずです。
コミュニケーション能力
SEという仕事には、コミュニケーション能力が必須です。上から降りてくる仕様書通りにシステム開発を行うだけなら良いですが、プロジェクト全体を把握するために、他のメンバーとの接触が必要な場面も多くなってくるはず。
その時、「適切なコミュニケーション」が取れないのでは、そのSEは仕事になりません。
面接官は、この求職者には、他のメンバーと明確な意思疎通ができるかを知るための質問を行うのです。
志望動機
どうして転職先にこの会社を選んだのか。その理由も知りたがります。志望動機を聞かれた時、どこでも通用する理由を言ったのでは、「別の会社でもいいじゃないか」ということになり、採用されません。
また、合わせて「退職理由」を聞かれることも多いです。実際私も聞かれた事があります。
日々の開発に耐えられれるだけの健康
SEをやったことのある人ならわかるでしょうが、SEは結構体力勝負です。
健康状態に問題はないか。ある程度の体力はあるのか。それも、面接の質問で知ろうとします。
スキルと専門性
当然、SEとして働く上で重要な「スキル」があるのか。どの分野の技術に自信があるのか。その事も聞かれます。
ここでアピールするべきなのは、今までの実績と、持っている資格です。自分だけが持っている、珍しいスキルをアピールできれば、面接ではかなり有利となります。
見た目も重要
やはり面接では「見た目」も重要視されます。
見た目といっても、ルックスが良くないとだめ、というわけではなく、「TPOに合わせた服装を選べるか」という事が確かめられるのです。また、身なり、手振りや目線など、言葉以外のコミュニケーションも適切かどうか、面接官はそこまでみます。
面接でよく聞かれる質問と模範解答
ここからは、さらに具体的に、転職における採用面接でよく聞かれる質問と、その質問の模範解答を学んでいきましょう。
Q.なぜ転職しようと思ったのですか?
よく聞かれるのが、「前職の退職理由」です。前職をどうして退職したのか、その理由を聞いて、同じような状況ですぐ辞めないか、それを確かめます。「上司と意見が合わない」だとか、「同僚と反りが合わない」など、どの企業でも起こりうる事を言ってしまうと、面接に落ちやすくなります。
ここでは、できるだけポジティブな退職理由を伝えるべきでしょう。
模範解答
システム開発は得意としているのですが、もっと顧客との直接コミュニケーションを取りたいと思っていました。その意向を、実際に会社に伝えたこともあったのですが、会社の規定に合わないなどの理由で却下されてしまいました。御社での業務なら、顧客との直接対話の段が取れそうだと思い、志望いたしました。
Q.当社に応募しようと思ったきっかけはありますか?
志望動機では、主に熱意を確かめるのが目的です。たくさんの選択肢の中から、その会社でしか出来ないことを伝えて、採用に繋げていきましょう。
そのためには、あらかじめその企業の調査が必要です。
模範解答
人とのコミュニケーションが好きなので、積極的にクライアントと接する機会のある、御社での勤務に魅力を感じます。もちろんシステム開発においても、以前までに身に着けたスキルと資格が、御社でも存分に発揮できることと思っております。
面接の最後は「逆質問」で〆る!
面接はこちらが一方的に質問されて終わりではいけません。
面接の最終フェーズの「何か質問はありますか?」という段において、「逆質問」を行いましょう。この逆質問をすることによって、面接官に、「熱意がある」という印象を与えることができます。
例:内定後学習しておくべき内容はありますか?
もし御社から内定が出たら、何か学習しておくべき事はありますか? という質問をしてみてください。
その質問をすることにより、「この人は、もう内定後の事まで考えているんだな」という印象を持たれるので、「熱意」をアピールできるのです。
あなたが、その会社にどれだけかけているか、それをアピールすることができるのです。
例:開発環境について教えていただけますか?
開発環境の説明が無かったなら、面接の最後に求職者側から質問するべきでしょう。
開発環境や作業環境を質問することにより、もううちで働くことを視野に入れているのだな、という印象を与えることができます。
まとめ
SEが転職する際その面接における秘訣、わかっていただけたでしょうでしょうか。
面接は新卒のときだけではなく、転職においても重要。しっかりと前日から準備を重ねて、面接官に自分の熱意、スキルを正しい形でしっかりと伝えてください。