昨日、こういったブログ記事が少し話題になっていました。
ブログ主は、SIerからWeb系企業への転職を行い、Web系企業での仕事に満足しているそうです。「最高だった」と言っているほどです。曰く、Web系企業がSIerよりも優れているのは、
- しがらみが少ない
- エンジニアが優秀
- 当事者意識がある
- オープンソースにコミットできる
などを挙げています。
SIerは企業ごとに決められたルール内で仕事を行うことになりますが、Web系企業での開発はしがらみの少ないものだと言われています。
しかし中には、そうした「しがらみの少ない環境」が向いてない人もいるようです。
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目次
SIerからWeb系企業への転職で失敗した人も…
「SIからWebへの転職」で最高だと言っている人もいれば、反対に、SIからWebへの転職で失敗したと感じている人もいます。→ウェブ系企業に転職して失敗した話
どちらも正しいとは言えません。言えるのはただ、「人の価値観はそれぞれ」ということ。ただ、その人の性格、その人の望む働き方などによって、働きやすい環境は違うということでしょう。
その人の望む働き方によって、働くのに向いた場所は変わってくるのです。
SI勤務に向いている人の特徴
まずは、BtoBのシステム開発をメインの仕事とする、SIerで働くのに向いている人の特徴から考えていきましょう。
上から仕事が降りてくる方が楽な人
SIerにはPM、SEがしっかりとプロジェクトの進捗状況を管理して、それぞれのメンバーに仕事を割り振ります。
メンバーであるエンジニアは、ただ上から降ってくる仕事を上手に処理するだけで良いのです。Web系企業は、自分で仕事を見つけていかなくてはなりませんから、そこで一つ頭を使わなければなりません。
それを楽しいと思える人なら良いですが、中には、ちくいち仕事を指示して欲しい方も大勢いるはず。そんな方には、SIerでの勤務が適しています。
役割分担がきっちりしている方が良い人
SIerには、役割分担がきっちりされています。そして基本的に、その割当てられた範疇を出た仕事には関わりません。
「自分は何をする人」で、「あの人は何をする人」というのがハッキリしたほうが、ストレスを感じずに仕事できる人は、SIerでの勤務が向いているでしょう。
Web系企業で働くべき人の特徴
ではここからは、最近多くなっており、ますます勢いが増している「Web系企業」で働くのに向いている人の特徴も調べていきましょう。
タスクを自分で見つけたい人
SIerと違うのは、Web系企業ではエンジニア一人ひとりが、自発的に「次のタスク」を探していくことになります。
「現在これくらいシステムができてるから、今後の事を考えて、次自分が取り掛かるべきなのはこれだ」
という判断をくださなければならないのです。気を紛らわさず、一つの仕事に集中したい人は、SIerで働くのに向いていると言えるでしょう。
ユーザー目線で仕事したい人
Webシステムは、成果物を直接ユーザーが扱い、そのフィードバックをエンジニアに届けます。
つまり、Web系企業で働くエンジニアは、常に「ユーザー目線」で働く必要があるということです。BtoBの、成果物をあげたらはい終わりではなく、ユーザーからのフィードバックを受けて、より良くする努力も求められます。
「どうしたらユーザーが喜んでくれるか」を考えながら開発するのは,SIにはない文化ですよね。
プログラミングがやりたい人
そもそもプログラミングがやりたくてSEになったのに、実際に働いてみると全然プログラミングができない。
そんな声を、SIerで良く聞きます。システム開発の上流階級になればなるほど、SEの仕事はより誰でもできるものになります。
Web系企業には、凄腕エンジニアがたくさんおり、一人ひとりがしっかりとプログラミングを行っています。
自分の「こうなりたい」像を明確にして転職してください
自分は、会社に勤めてどうなりたいか。どんな仕事がしたいのか、ここで一度考えてみてください。
自分のなりたい像によって、働くべき環境はまったく変わってしまいます。エンジニアが100人いれば、100通りの働き方があり、100通りの幸福があります。
転職は自分の未来に大きく関わる事柄ゆえ、慎重に慎重を期して行いましょう。
そして「SIからWebへの転職を行いたい!」と思った方は、「SIerからWeb業界への転職で失敗する人に共通する5つの特徴」を参考にしてください。
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