「リクルート」と聞いてピント来ない人はいないのではないでしょうか。
多くの従業員を抱えており、事業も広い、日本を代表する超大企業です。2014年10月に東証一部に上場を果たしている、上場企業でもあります。上場したことで、リクルートの資金が増えたこともあり、その資金を元手にさらなる事業の発展と、グローバル化が進められていくことでしょう。
そんな一大企業であるリクルートへの転職を考えている方も多いでしょう。リクルートのIT部門で、SEとして働くためにはどうすればいいのか。どんなスキルが求められるのか。リクルートへ転職を行う条件を調べてみましょう。
目次
株式会社リクルートホールディングスはどんな会社か?
まずは、リクルートがどんな会社か、何をやっている会社なのか、その実情から調べていきましょう。
リクルートのはあちこちで目にするものの、その詳しい実情まではわからないという方も多いのではないでしょうか。
リクルートが生まれたのは「1960年3月」のこと。創始者である江副浩正が、広告代理店として「大学新聞広告社」を立ち上げたことがはじまりです。
その後事業内容の変化・拡大を続けていき、社名も株式会社リクルートへと変更しました。その頃には、多くの関連企業を抱えるまでに成長していました。
本社所在地は?
リクルートホールディングス株式会社の本社所在地は、東京都千代田区丸の内1丁目9−2です。
事業内容
リクルートホールディングス株式会社の事業は多岐に渡っています。
人材領域
やはりリクルートホールディングスの主力事業といえばこれ、「人材事業」です。
人材業界、転職業界共に日本最大級を誇っており、多くの収益を上げています。中でも、株式会社リクルートキャリアは、一社だけで従業員数3341名を抱えており、資本金も6億円という一大企業。
リクルートキャリアは、転職エージェント業界ナンバーワンの「リクルートエージェント」、求人サイト「リクナビNEXT」など、様々なサービスを提供しています。
その他、リクルートジョブスや、派遣事業を担っているリクルートスタッフィングなど、様々なグループ企業が人材領域を支えます。
販促領域
人材領域以外の、様々なライフスタイルに関係する領域です。
じゃらんやボンパレなどを運営する株式会社リクルートライフスタイルから、賃貸やリフォームに関する情報を提供する、株式会社リクルート住まいカンパニーなど、様々なサービスを扱っています。
販促領域も、人材領域ほどではないものの、かなり大きな規模を誇っています。
会社機能領域
株式会社リクルートアドミニストレーションをはじめとして、他社の集客ソリューション、マーケティングなど、コンサルティングなどを担うのがこの領域です。
人生の大きな選択に絡むリクルートホールディングス
仕事、住まい、結婚など、人生のあらゆるシーンで、リクルートの事業が絡んでいるのがわかるはずです。
リクルートへの転職を考える方には、「自分はどの分野に興味があるのか」「どの領域で自分が活躍できるのか」を考えた上で、転職先を考えるべきです。
当然募集要項なども、グループ企業各社で違うので、その違いにも注意を払いましょう。
年間の売上は?
2017年3月期の通期実績によると、リクルートホールディングス株式会社の年間売上高は「18,399億円」ということでした。
従業員数は?
リクルートホールディングス株式会社のグループ企業全体の従業員数は、「45,688名」ということです。
株式会社リクルートホールディングスへの転職 募集職種
それではここから具体的に、リクルートホールディングス株式会社への転職について考えていきましょう。
現在リクルートホールディングス株式会社では、どんな職種が募集されているのか?エンジニア職の募集要項を中心に調べてみましょう。
(リクルートジョブス)プロダクトオーナー
「タウンワーク」や「フロム・エーナビ」「とらばーゆ」などといった各種求人メディア、「シフトボード」や「Job Quicker」などの新規プロジェクトのマネジメントを行います。
担当プロダクトのゴールを明確に思い描き、その達成のためにはどうするべきなのか。施策検討、そして実際に施策の実績まで行う仕事です。扱うプロダクトが大きいので、ここで働くやりがいも大きいはず。
(リクルートマネジメントソリューションズ)人事システム コンサルタント
クラウド型のタレントマネジメントシステム導入におけるコンサルティング、その後実際の導入、システムの運用、そしてプロジェクト推進に関わります。
他のコンサルタントと違い、扱うのは世界最先端の人事領域クラウドサービスということもあり、幅広いIT知識、人事知識が身につきます。
人事システムコンサルタントとして働くためには、過去プロジェクトマネージャーとして働いた経験、最低限のWEB、ITリテラシーが求められます。そして何より、人事領域への強い興味関心が必須となります。
(リクルートマネジメントソリューションズ)アプリケーションエンジニア
リクルートマネジメントソリューションズが発表するアプリケーションの開発を行う、アプリケーションエンジニアが募集されていました。
リクルートマネジメントソリューションズのエンジニアともなると、高いシステム開発スキル、幅広い分野への興味関心も求められます。そして意外と忘れがちなのが、他のエンジニアと円滑にコミュニケーションが取れるコミュニケーションスキルも大切です。
株式会社リクルートホールディングスの平均年収
有価証券報告書によると、株式会社リクルートホールディングスの平成28年度の平均年収は「926万円」とのことでした。
もう少し、年代別に平均年収を調べてみましょう。
20~24歳の平均年収
入社したばかりの、若年層の平均年収から調べてみましょう。
20~24歳の平均年収は「440万円」とのことでした。月下共有は28万円ほど。この収入は、同世代と比べるとかなり高い水準ではないでしょうか。ボーナスも100万円以上もらえるとあって、かなり高給取りですよね。
この時点で、日本のサラリーマン平均年収はもらえることになります。
30~34歳の平均年収
さて、働き盛りにもなると、年収はどうなるのでしょうか。30~34歳の平均年収は、「782万円」でした。部署、役職、関わるプロダクトなどでも年収は変わりますが、それでもかなり高い水準です。月刊給与も50万円を越えてくるでしょう。
株式会社リクルートホールディングスの福利厚生
リクルートグループ各社とも、住宅手当等の福利厚生は見つかりませんでした。
しかし諸手当は豊富につき、基本給もかなり高い水準です。これだけ給与をもらえるならば、住宅手当がでなくても問題ないのかもしれません。
オフィスの環境も、実際に働いている社員から高い評判を得ていました。そして、勤務時間もフレックスタイム制となっており、社員にとって働きやすい環境が整っていました。
株式会社リクルートホールディングスへの転職で利用するべき転職エージェント
リクルートグループ全体に共通するのは、高い成長力と、社員の成長欲求の高さです。
これだけ大きな企業への転職ともなると、求職者側は高いハードルを感じてしまうものです。これだけ大きな企業への転職には、「転職エージェント」が必須。
ここで選ぶべきなのは、当然リクルートグループの転職エージェントでしょう。「リクルートエージェント」を使って転職しましょう。
リクルートエージェント
リクルートグループの求人情報を探すなら、やはりリクルートエージェントを利用するべきでしょう。リクルートグループ側としても、自社の求人情報を流すなら、他社の転職エージェントよりも自社の転職エージェントを選ぶはず。
わざわざお金をかけて他社の転職エージェントに求人情報を流す意味もありませんよね。
まとめ
日本を代表する一大企業「リクルートホールディングス」。この大企業への転職をかなえるための情報をお教えしました。
リクルートホールディングスは、扱う事業も広く、その事業の一つ一つが人生の重要な局面に絡む一大事業。ここで働く社員のやりがいもひとしおです。
ぜひ、適切な転職活動の末、リクルートグループへの転職を成功させてください。