日立製作所に転職したい!~年収や待遇は?~

日立製作所 ロゴ

日本有数の総合電機メーカーとして有名な、「日立製作所」。この会社の名前を聞いたことない人はいないはずです。

そして同時に、日立製作所はSIerとしても超一流です。なんと、東芝や富士通が軒を連ねる「メーカー系SIer」の中では、ぶっちぎりの売上ナンバーワン。社員数も莫大です。

これほど大きな会社となると、転職するのもそう簡単なことではありません。

まずは、日立製作所の基本情報を調べたあと、日立製作所への転職を果たすにはどうすればいいのか、考えていきましょう。

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日立製作所とは?

国産初の5馬力誘導電動機(モーター)が1910年に開発されたのと同時に、日立製作所が設立されました。

やがて日立製作所は長い時間をかけて、国内最大の電機メーカーとなりました。現在は、情報・通信システム、産業システム、生活・エコシステムなど多くの部門で構成された巨大企業です。

世界中に拠点を持つ多国籍企業でもあり、世界企業ランキングではつねにランキングするほどの企業です。

事業内容・売上は?

日立製作所くらいの大企業となると、関わる事業内容も膨大です。

生活に関わる電気製品の製造、販売はもちろん、情報通信システムにも力を注いでいます。お客様との協創による社会イノベーション事業への貢献
これが、日立製作所の事業方針です。

この事業方針の元、システムインテグレーション、サーバなど通信機器の製造にも力を注ぎます。

子会社たる日立ソリューションズと日立システムズは、国内の大規模SIerとして、システム開発やアウトソーシングの受託も行います。システムインテグレーションが占める売上高は全体の19%。日立製作所の中でも大きな分野ですよね。

従業員数は?

日立製作所の従業員数は、30万8,178人。
ITに関わる企業としては国内でもっとも多い従業員数です。

日立製作所への転職は可能か?

それではここからは、具体的に日立製作所へ転職する情報をみていきましょう。

まず考えるべきは、日立製作所への転職は果たして可能か? という問題です。

結論から言うと「可能」です。…とはいえ、それは日立に認められるほどの高いスキル、能力、実績のある人のみの話。日立は手厚い福利厚生をはじめ、「待遇の良さ」が取りざたされる優良企業です。一度日立から勇んで転職した人が、「日立に帰りたい」と言うほどの働きやすさ。

その「高待遇」に見合うスキルのある人のみが、日立製作所への転職を行うことができるのです。

日立製作所ほどの大手企業で働くということについて、別の記事で詳しく説明しています。

大手企業への転職を考えているSEは多いはず。中小企業から大手企業へ転職する時何を考えておくべきか。そのことを考えていきましょう。

日立が採用するのは主に「専門職」

日立製作所が中途採用するのは主に、事務系、エンジニア職など技術系共に「専門職」です。

一般職、総合職の採用は、日立の場合新卒採用からコツコツ育てる方針なのでしょう。専門職の募集は主に「非公開求人」で行われます。

非公開求人を知るには、「転職エージェント」を利用するのが、もっとも確実です。具体的な転職エージェントを挙げるとすれば、扱う求人数の多い「リクルートエージェント」がおすすめです。また、後でも紹介する「DODAエージェント」のキャリアコンサルタントも優秀です。こちらも合わせて登録をおすすめします。

募集職種は?

ここからは、現在日立製作所が募集している職種の種類とその詳細から。

電力インフラを担う電力系統制御システムの研究開発

電力自由化によってさらに複雑化した
地域の電力系統全体の需要と供給のバランスを見極めて、電力供給を安定するためのシステムを開発するエンジニア職です。

主に中央給電の電力供給における、中枢システムの研究開発に携わります。

電力自由化は海外のほうが進んでいるので、電力自由化自体の研究、すでに利用しているシステムの検証なども行います。

電力系工学の知見があると、その知識を活かして働くことができます。

情報システムにおけるデータストレージに関する研究開発

ストレージコントローラの制御ソフトウェアの研究開発、SSDの研究開発を担います。

情報・電気・物理・数学の修士卒以上の学歴が求められ、ストレージ、SSDの知識と経験も求められます。

多様な社会インフラのIoT化を担うネットワークに関する研究開発

情報通信、電力、産業、交通などの広い分野の社会インフラにおいて、ネットワークのアーキテクチャ設計や社会実装を担当します。

ネットワークに関する専門知識と経験、特にフィールド設置からクラウド活用などのシステム、ネットワーク設計経験も求められます。

日立のデジタルコミュニケーション活動を推進するWeb担当者募集

デジタルコミュニケーションを活用した、より効果的・効率的な情報発信のために戦略をたてます。

そしてその戦略に基づいて、日立のコーポレートサイトの改善・運用・管理も行います。

この仕事では、WEB知識、コーポレートサイト運用実装経験が求められ、「WEBデザイン・構築の経験」も必要です。

ネットワークエンジニア

日立製作所内の、あらゆる分野のネットワークをとりまとめる仕事です。

ネットワークに関するスペシャリストでないと、ここでネットワークエンジニアとして働くのは難しいでしょう。

日立製作所の平均年収

日立製作所の平均年収は、2015年の段階で、「868万円」。

実際の給与は、配属される部署、関わるプロジェクトで変わるでしょうが、かなりの高額支給が見込まれるのではないでしょうか。とはいえ日立製作所は超大手企業、向上ワーカーなどの年収も含めた平均年収となるので、あまり参考になりません。

もう少し細かいデータで平均年収をみていきましょう。

大卒・総合職の平均年収

4大卒で、29歳までの年齢帯社員の平均年収をみてみましょう。基本給+みなし残業代+ボーナスで年収620万円です。他大手メーカーと比べても高い水準の年収と言えます。しかもここから各種手当てが別途支給されるため、平均年収はさらに上がります。

転職後の想定年収

転職後は、最低でも500万円、部署やスキルによってはもっと高い年収がもらえるはずです。SEの平均年収まで詳しくはわかりませんでしたが、30歳のSEが年収650万円をもらっているというデータもありました。

キャリアアップ、年収アップのための転職先として、日立製作所はかなり魅力的な企業ではないでしょうか。

入ったばかりの頃は年収が他社とくらべても低めと言えるかもしれませんが、40代で余裕の年収1000万円超えとなる会社は珍しいです。

残業時間は?

やはりエンジニア職、そして日立製作所くらいの大企業ともなると、どうしても残業時間は長くなってしまいます。

しかし日立製作所は、近年社員のワークライフバランスを重視しており、残業時間の削減を謳っています。日立製作所全体では、残業時間が月平均23.7時間にまで減りました。

エンジニア職、ましてリーダなどになるとさらに残業時間は長くなるでしょうが、それでも以前と比べるとだいぶマシになったのでは。

日立製作所の採用基準

ここからは、日立製作所に転職する際気になる採用基準を調べてみましょう。

高いスキルと豊富な経験

当然、日立製作所で働くためには、高いスキルと過去の豊富な経験が必要となります。

生半可な知識と経験では、まず採用されません。日立製作所で働く博士号取得社の数がそれを裏付けています。

そして過去大規模プロジェクトにて開発を担っていた経験も必要です。

超一流の知識と経験を持つエンジニアのみが、日立製作所で働くことができると思って良いでしょう。

グローバル化に耐えうる人材

世界展開している企業ということで、英語などが話せる、グローバルに働くことができる人材が求められています。

TOEIC700点以上は当たり前、海外留学の経験などがないと、今の日立製作所に採用されるのは難しいかもしれません。

日立製作所の社内風土は?

日立グループくらいの大規模企業となると、末端の社員一人一人に気がまわらないという特徴があります。

しかし近年の日立製作所は、社員の「ワークライフバランス」を尊重しています。

ダイバーシティや働きやすさに気を回した企業努力により、以前よりずっと働きやすくなったと社員から評判です。

有給消化率も60%を超えており、社員の環境もいいといえるのではないでしょうか。

福利厚生は?

やはり国内最大の電機メーカーともなれば、福利厚生がとても手厚いです。

社宅、独身寮も完備、そして独身者のために住宅手当も出ます。住宅手当の金額は、家賃の半分です。

そして、会社の用意した福利厚生メニューを、社員一人ひとりが持っている持ち点内で利用できる「カフェテリアプラン」も用意しています。他にもホテルなど施設を割安カカウで利用できるプラン、自己投資への支援を行ってくれる制度もあります。

日立製作所への転職まとめ

日立製作所は、国内最大の電機メーカーであると同時に、日本最大のシステムインテグレーション。

ここで働くためには、豊富な知識と、開発経験、そしてグローバルな現場で働くことのできるスキルも必要です。

日立製作所の求人情報は「転職エージェント」に聞け!

日立製作所ほどの大手企業は、求人情報を「公開求人」として出しません。誰の目にも止まる形で求人情報を公開してしまうと、求人への応募が殺到してしまい、その対処に多くのコストを割かなければならないからです。

そのため、日立製作所の求人を探すためには、多くの非公開求人を持っている「転職エージェントへの登録」が必須。具体例にどの転職エージェントへの登録が有効なのか、おすすめの転職エージェントをご紹介します。

JACリクルートメント

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日立製作所への転職は、間違いなく「ハイキャリア転職」です。ということは、日立製作所へ転職するためには、ハイキャリア転職を扱うのが得意な転職エージェントの利用が必要になります。

そうしたハイキャリア転職を扱う転職エージェントこそ、「JACリクルートメント」です。

JACリクルートメントのハイキャリア求人案件は、種類も豊富で質も高いと評判です。日立製作所は、海外のグローバル事業も多いため、そうしたグローバル案件にはJACリクルートメントがさらに実力を発揮します。

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業界No2の転職エージェント、「DODAエージェント」の利用もおすすめです。

DODAエージェントは、求人の数や転職の実績では、業界No1のリクルートにはかないません。しかし、だからこそリクルートより懇切丁寧なキャリアコンサルタントの対応が魅力です。時折リクルートエージェントには、「悪評」も聞こえてきますが、「DODA」にはそうした悪評があまり聞こえません。

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