IT業界に勤めている方なら、野村総合研究所(NRI)の存在を耳にしたことのない人はいないはず。
IT業界屈指の平均年収の高さ(平均1000万円以上)も魅力的です。これだけ大きなSIerともなると、仕事でスキルアップもできそうですよね。
しかし大きな会社が抱える巨大案件は、残業時間が伸びてしまいがち…。その他の待遇も気になるところです。今回いっしょに野村総研について調べてみて、転職できるかどうか見極めていきましょう。
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野村総合研究所(NRI)はどんな会社か
超大手SIer、野村総合研究所の基本的な情報から調べていきましょう。
野村総合研究所は、あらゆる分野のトータルソリューションを扱う企業です。金融や証券、保険や流通などのシステムソリューション提供から、ITのマネージメントも得意としています。
アジアへの事業展開も行っており、事業内容にも「アジア・中国ビジネス支援」が入っています。
あらゆるテーマ、業種、業界へのトータルソリューションを手がける企業で、あらゆるエンジニアの憧れの企業です。
本社所在地は?
野村総合研究所の本社は、「東京都千代田区大手町1-9-2 大手町フィナンシャルシティ グランキューブ」です。
この他日本中に多くの事業所を抱えています。また、米国、英国、ロシアなど諸外国にも拠点を構えています。
事業内容
上でも少し触れましたが、もう少し詳しく野村総合研究所の事業内容について学んでいきましょう。
トータルソリューション
トータルソリューションというのは、具体的に言うと、
、(1)社会・産業の予測と展望、(2)市場分析・業務分析・経営診断、(3)企業経営・政策立案に関する提言、(4)経営・業務革新のソリューション提示、(5)システム設計・ソリューション提供、(6)アウトソーシング・システム運用、(7)ビジネスの実行支援
という7つの分野から構成されます。
どれか一つでも事業が成り立つほどです。事業内容を見るだけで、野村総合研究所がどれだけ大きな企業なのか見て取ることが出来ますね。
サービス提供
野村総合研究所の提供サービスを細かく細分化してみましょう。
- マネジメントコンサルティング
- システムコンサルティング
- 金融ITソリューション
- ヘルスケアソリューション
- ITアウトソーシングソリューション
マネジメントのコンサルティングや、ITコンサルティングの他、金融やヘルスケアへのソリューション提供も行っています。ITアウトソーシングソリューションでは、24時間365日安全な運営サービスも提供しています。
売上
野村総合研究所(NRI)の売上は、2017年3月期で4,245億円となっています。
従業員数
2017年3月の段階で、野村総合研究所の社員数は6,003人。NRIグループ社員含めると11,605人にまで登ります。
事業がITにとどまらない 各分野で日本を支える大企業
野村総合研究所はその事業がITにとどまらない、各分野で日本の事業、産業を支える超一流企業です。
事業の多さや、野村総合研究所の職員に求められるスキルの高さなどからも、社員の年収の高さも納得です。
野村総合研究所への転職 募集職種
それではここからは、具体的に野村総合研究所への転職を行う観点から情報を見ていきましょう。
まずは、現在野村総合研究所が募集している職種から。
システムコンサルタント
主にIT分野でのコンサルティングを募集しています。
多角的な視点から企業の情報システム運営をサポートするための人材を募集中。当然過去のITコンサルティングとしての優秀なキャリアと、IT分野にとどまらない多彩なスキルが求められています。
アプリケーションエンジニア
銀行関連や産業関連、保険関連のアプリケーションを開発するアプリケーションエンジニアも募集中です。それぞれ過去に大規模なアプリケーション開発に携わった経験、高いプロジェクトマネジメント力も必要となります。
システムエンジニア
やはり、金融や流通ほかさまざまな分野の設計、開発、運営に携わるSEも募集されていました。
最低でも5年以上の業務経験と、中規模以上のシステム開発においてPMなどに携わった経験も求められます。ちなみに、私が見た時期だけかもしれませんが、福岡や札幌など、地方都市での勤務に限られているようです。
野村総合研究所の平均年収
「高い」と有名な野村総合研究所の平均年収、具体的にいくらなのでしょうか。
平成27年度における平均年収は「1156万円」というデータが公表されています。かなり高い水準ですよね。
この数字は、グループ企業を含めない、野村総合研究所(NRI)単体での平均年収となります。グループ全体を含めると、もう少し低い年収水準となるはずです。
どのポジションに就くか、本人のスキル、関わるプロジェクトなどで、個人の年収が決まります。
転職後の想定年収
システムエンジニアとして野村総合研究所に転職したとしたら、本人にはすでに十分なスキル、経験があるはずです。転職後年収1000万円超えも夢ではありません。
単純な年収アップのために野村総合研究所への転職を考えられるほど、転職は甘くないかもしれませんが、仕事において高収入を求める方にはベストな選択だと言えるでしょう。
残業時間は長いか
ITほか、企業へのコンサルティングが主な事業である野村総合研究所は、案件によっては残業時間がかなり長くなってしまいます。時には、残業時間が月200時間なんてことも。
しかし社員全体でみれば、残業時間は50時間前後と、IT企業としては平均かそれ以下の残業時間です。
しかし、そもそも野村総研には、長い残業時間を苦にしないパワープレイヤーが多いという意見もあります。そもそも残業が嫌だなんて言ってるような社員は、野村総研では働けないのでしょうか…。
野村総合研究所の福利厚生
続いて、働いている社員にとって気になる「福利厚生」について調べていきましょう。
テレワーク(在宅勤務)制度
専門職についている社員も多い野村総研では、住宅勤務制度も整っています。年20日を上限で住宅勤務取得可能です。
育児休業
野村総研は出産・育児への福利厚生がとても手厚いです。育児休業、育児のための時短勤務、マタニティ有給休暇、パートナー出産休暇など、出産する社員、育児で忙しい社員に対する対応がとても手厚いです。
独身寮・住宅手当
野村総研には独身寮が全国に3つあります。希望すれば入寮可能。
そして住宅手当も用意されており、一人暮らし社員を対象に給付されます。社員からの情報によると、住宅手当は6万円だとか。これは住宅手当の相場から見るとかなり高めです。
野村総合研究所への転職で役立つエージェント
さて、超一流企業である野村総研への転職のためには、やはり「転職エージェント」の利用が必須です。
とはいえ、転職エージェントの数は多い。その中から、私が野村総研への転職で役立つエージェントを一つご紹介します。
レバテックキャリア
数ある転職エージェントの中でも、私が野村総研への転職でおすすめしたいのは「レバテックキャリア」です。
レバテックキャリアはIT業界専門の転職エージェントなので、IT業界以外の転職には対応できません。しかし、SEなどIT業界に絞った転職なら、独自のパイプでレバテックキャリアが持っている求人への応募が可能です。もちろん、そこに見合ったスキル、キャリアがあればですが…。
まとめ
野村総合研究所(NRI)へ転職するという観点で情報を見ていきました。
野村総合研究所は平均年収が高く、仕事の幅も広いので社員にとっても働きがいのある企業だと言えるでしょう。とはいえこれだけ大きな企業ともなると、転職にもかなりのスキルと経験が求められます。
自分のスキルに自信の有る方はぜひ、野村総合研究所への転職にチャレンジしてみてください。