アプリケーションエンジニアに転職!必要なスキルは?どんな人が向いている?

アプリケーションエンジニア

スマートフォンの普及により、毎年需要が伸び続けている「アプリケーションエンジニア」。アプリケーションという言葉もすっかり一般的なものとなりました。

「アプリ何入れてる?」なんて会話もすっかり珍しくなくなり、今後ますます社会に、生活に浸透していくものだろうと思われます。しかし、アプリケーションは、何もスマートフォンに入れるソフトウェアだけ指す言葉ではありません。

パソコンで動く、ExcelやWord、その他ソフトウェア全体を刺して「アプリケーション」と呼びます。

システムエンジニアの中でも、「アプリケーションエンジニア」とは、顧客やマーケットのニーズに応えたアプリケーションを開発する専門家です。今現在、求められた通りにアプリケーションを開発することのできるエンジニア、どこに行っても活躍出来ること間違いなしでしょう。

そんな引く手あまたのアプリケーションエンジニアへの転職、何が必要となるのか、ここからみていきましょう。

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アプリケーションエンジニアの転職事情

まずは、アプリケーションエンジニアをとりまく転職事情から調べていきましょう。

アプリケーションエンジニアの基本業務

待てよ、そもそも、アプリケーションエンジニアって何してる仕事なんだっけ?アプリを開発してるっていうけど、どんなアプリ?

ここらでいったんアプリケーションエンジニアの仕事をおさらいしておきましょう。

クライアントの抱える課題を解決するアプリケーションの開発

アプリケーションエンジニアの基本的な仕事は、クライアントが抱えている問題、課題を分析して、その経営課題を解決できるアプリの開発です。

そのアプリ開発は、提案から要件定義など、開発の初期段階から任されることも多いです。システム開発さえできればいいという話でも無いことがほとんどです。ですがだからこそ、昨今コスト削減のために行われる「オフショア開発」の手の届かないところにも仕事があるので、国内にも高い需要がある仕事だと言えます。

クラウド、データベースを活用したアプリ開発

アプリケーションエンジニアは、クライアントに合わせた、また条件に合わせたアプリ開発を行う必要があります。

もう少し詳しく書くと、身をおいている分野によっても、さらに業務が変わってしまいますが、共通しているポイントも。それは、「幅広い分野への理解が必要である」ということ。

クライアントによっては、クラウド技術を活用したアプリ開発の必要性があるかもしれません。また、別の場ではデータベースが重要になってくることも。

しっかりとその場に合わせたアプリ開発のため、幅広い分野への理解が必要となるのです。

アプリケーションエンジニアの需要は高い?

アプリケーションエンジニアの需要という観点から調べていきましょう。

高い技術があればどこでも働ける

アプリケーションエンジニアと言っても、その仕事は様々。クライアントとのヒアリングから、マーケティング調査、アプリの提案、設計、中には実際のアプリ開発まで任されるエンジニアも。

これだけの仕事ができるエンジニアならば、当然「能力の高いエンジニア」として、どこでも働けることは間違いありません。大切なのは、一つの分野での仕事にとどまらず、幅広い分野で活躍できるエンジニアを目指すことでしょう。

アプリケーションエンジニアは将来性のある仕事なのか?

アプリケーションエンジニアは、WEB方面への広がりの大きなエンジニア業界です。

言うまでもなく、現在WEB業界、インターネット業界の需要は上がる一方です。たとえどこかの企業でアプリ開発を担っていたとして、その企業が駄目になってしまったとしても、長年のアプリ開発実績があれば転職は難しくないはずです。

インフラエンジニアは、希少種が高く実力があれば高い年収をもらえる仕事ではあります。しかし、アプリケーションエンジニアほどマーケットの広がりは無く、これからもずっと同じ業界に身をおくのは難しいです。業界人の循環で、エンジニアとして振り落とされないようにするのに大変だからです。

スマートフォン業界において引く手あまた

アプリケーションエンジニアの戦場として広がり続けているのが、スマートフォンにおけるアプリ開発です。

iOSでの開発は、Objective-cを使うなど多少癖が強いですが、やはりマーケットは大きく「当たればデカい」業界です。そんなスマートフォン業界への参入も容易に行うことができるのも、アプリケーションエンジニアの良いところだと言えるのではないでしょうか。

アプリケーションエンジニアの平均年収

アプリケーションエンジニアの平均年収は、全年齢合算で「470万円」ほど。

とはいえ、他のエンジニアの年収と同じく、この数字は当てになりません。働いている企業、抱えている案件、開発しているアプリなどで給与の額はまったく変わってしまうからです。

しかもアプリケーションエンジニアともなれば、フリーで大ヒットしているアプリケーションを開発しているエンジニアなども紛れているので、余計にあてにできません。

とりあえず、数字だけでみればアプリケーションエンジニアの平均年収は、エンジニアとして一般的なものだという認識でいてください。

アプリケーションエンジニアの平均年齢

アプリケーションエンジニアの平均年齢はおよそ「35歳」です。

この年齢は、他のエンジニアの平均年齢と比べると「若い」です。やはり、スマートフォンアプリの開発に携わるエンジニア、WEBアプリケーションの開発に携わるエンジニアが若いからでしょう。

アプリケーションエンジニアへの転職

アプリケーションエンジニアへの転職を行う人に向けて、具体的にアプリケーションエンジニアに転職するためには何が必要なのか?

アプリケーションエンジニアへの転職を考えながら、そのための条件を探していきましょう。

アプリケーションエンジニアへの適性が高い人

まずは、アプリケーションエンジニアになりやすい人。アプリケーションエンジニアの適性が高い人の特徴からみていきましょう。

どんな人が、アプリケーションエンジニアに向いているのか?

スマートフォン、PC問わずアプリケーションに馴染みの深い人

スマートフォンのアプリ開発分野での話となりますが、やはりスマートフォンアプリ開発は、スマートフォンアプリに馴染みのある人のほうが有利です。

アプリのマーケット調査、そしてアプリ利用者の目線など、アプリに馴染みのある方が有利な条件は多いです。

システム開発工程を一通り理解している人

前述したように、アプリケーションエンジニアの仕事幅は広く、ヒアリングからアプリの提案、設計、開発まで行います。

つまり、転職をするそれ以前の段階で、「システム開発がどんなものか」知るために、システム開発工程を一通り経験しておくことが求められます。当然、出来ることが多く、スキルの高いエンジニアのほうが、あらゆるところで仕事を任されるでしょう。

アプリ開発実績も欲しい

システム開発実績、中でもアプリケーション開発経験、開発実績があれば転職に有利となります。

アプリケーションエンジニアの前職が、同じく「アプリケーションエンジニア」であるという調査結果も出ています。他分野へのアプリ開発を行うとしても、「アプリ開発経験・実績・スキルがある」というのは大きな武器なのです。

持っておくと転職に有利な資格

アプリケーションエンジニアになるために、絶対持っておかないといけないという資格はありません。

「アプリケーションエンジニア試験」などといった試験も無いのです。しかし広いエンジニア業界、自信のIT知識、スキルを表明するために持っている資格は多いに越したことはありません。

ここからは、アプリケーションエンジニアの転職に役立つ資格を2つご紹介します。

システムアーキテクト試験

システムアーキテクト試験は、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が実施している「国家試験」です。

コンピュータの基礎知識から、システムの要件定義、システム設計その他、システム開発にまつわる知識が数多く出題されます。他にも、マネジメントに関する問題も含まれるので、これを持っているだけで「出来るエンジニア」という印象を与えることができます。

ですから当然合格率も低く、例年合格率は10%程度。かなり狭き門となるため、かなり本気でかかる必要があるでしょう。

Android技術者認定試験

アプリケーションの開発土台として大きな、「Android」。Androidのシェアは年々大きくなる一方、Android開発エンジニアの数は足りていません。

Androidの開発に興味のあるエンジニアにおすすめしたいのが、このAndroid技術者認定試験です。Open Embedded Software Foundation(OESF)という一般社団法人が実施する試験で、国家試験とは言えませんが、世界中で通用する資格です。

まとめ

年々需要が高まりつつある「アプリケーションエンジニア」への転職をご紹介しました。

アプリケーションエンジニアの仕事は多いですが、だからこそ仕事に困ることもないでしょう。かつてシステム開発工程を一通り任されていた人、開発の上流工程を任されていた人、それぞれ、かつての経験・スキルを上手に活かして転職を成功させましょう。