SEの天敵!うつ病克服マニュアル

現代社会はストレスとの戦いです。仕事、人間関係、不景気など、ストレスを溜める様々な要因と戦うことを強いられています。

しかもSEという仕事は激務。他の仕事とくらべても、うつ病にかかってしまうリスクは高いです。うつ病は一度かかってしまうと、以前と同じように仕事するのが難しく、実生活にも大きな悪影響を与えてしまいます。

「うつ病」は、かかったことのない人からは少しイメージしにくい病気ですが、前もってうつ病になってしまうリスクを無くす努力を行っておきましょう!

どうしてSEがうつ病になるのか

どんな職業に就いていても、仕事のストレスその他が要因で、うつ病にかかってしまうリスクがあります。

しかし、他の仕事よりもSEはうつ病患者が多いと言われている仕事です。なぜSEはうつ病にかかってしまいやすいのか、その要因から探っていきましょう。

日々の残業に追われる

SEと長時間労働は切っても切り離せない関係にあります。

すべてのSEではありませんが、システム開発を担っているSIer勤務のSEなど、納期が設定されるSEは、徹夜で泊まり込み勤務なんてこともあり得るのです。また、システム開発中にインシデントが発生した場合にも、そのアラートを止めるために仕事を続ける必要があります。

結果的に、夜遅く返って、朝早く出勤する仕事が続きます。

タスク処理に追われる

一人では処理しきれない多重タスクを押し付けられて、その過重労働をこなす毎日。ここにストレスが無いわけがありません。

過重労働、それにより人手不足、そしてまた過重労働と、負のスパイラルに巻き込まれるSEは多いです。というか、SEは皆過重労働に追い込まれない人のほうが珍しいでしょう。

生真面目なエンジニアが多い

うつ病は「真面目な人」の方がかかりやすいです。「まあいいや」と思える人ならば、うつ病にはなりません。

生真面目で、完璧主義者、人に何か頼んだり聞いたりしない人、いつも自分の短所にばかり目が行く…こんな人が、うつ病にかかりやすいです。

そしてSEは、こんな特徴を持つ人ばかりです。細部まで気を配れる真面目な人ほど、精神を病んでしまいやすいなんて、なんだか皮肉ですよね。

夜勤、交代勤務のエンジニアも多い

エンジニアの種類にもよりますが、例えばネットワークの保守を仕事にしているネットワークエンジニアなんて、「夜勤」があります。また、SEにも「3交代制勤務」が珍しくありません。

人間は体の構造上、「朝起きて夜眠る」のを基本としています。このリズムが崩れると、心身の健康が崩れてしまいます。

睡眠のリズムとうつ病は密接に関係しあっているということですね。

SEがうつ病になる前にできること

当然、うつ病になってしまう前にできることがあります。

今現在元気に働いているSEも、「ちょっとおかしいな」と感じているSEも、うつ病の予防策をしっかり知っておきましょう。

軽い運動から

SEは重度の「座り仕事」です。気を抜くと何時間も座りっぱなしなんてことも珍しくありません。

座りっぱなしでは、血の巡りが悪くなるなど、いいことは何もありません。勤務中空いた時間で少しウォーキング、帰宅時も一駅分歩く、休みの日には軽いジョギング、など「運動」でうつ病リスクをかなり減らせます。

上司、同僚、その他人間関係で裏切られることは多くても、筋肉があなたを裏切ることはありません。

親しい人と楽しい会話

脳内ホルモン「セロトニン」が足りていないと、人間はストレスが爆発してしまいます。

そしてセロトニンは運動などで出せるだけでなく、「人との会話」などでも出すことができます。セロトニンが分泌される会話は「グルーミング」と呼ばれ、気の置けないグループ間の会話などがこれにあたります。会話だけでなく、幅広く交流がこのグルーミングにあたりますが、過度な交流はまたストレスリスクを高めてしまうので、ほどほどを心がけましょう。

しっかり睡眠を取る

一番のストレス対策はやはり「睡眠」です。質のいい睡眠は、それだけでストレスを遠ざけてくれます。

残業に苦しんでいても、休憩時間に短時間の昼寝をとるなどして、なるべく睡眠時間を確保することを心がけてみてください。睡眠不足はSEの大敵です。

食事の栄養バランスも考える

日々の食事でも、うつ病のリスクコントロールが可能です。

栄養のある食事を摂ると、それだけでうつ病にかかりにくくなります。反対に、カップラーメンや牛丼など、栄養の偏った食事ばかりでは、うつ病のリスクを高めてしまいます。時間がなく、疲れている時こそ、栄養バランスのとれた食事を心がけてみてください。

うつ病になってしまったら

気をつけていても、うつ病にかかってしまうエンジニアがいます。

うつ病になってしまった時はどうすればいいのか。その後の対応策についても調べておきましょう。

休職して治療

当然ですが、仕事なんてしている場合ではありません。すぐに病院へ行き、医師の診断書をもらったら、休職の手続きをとってください。

健康保険の制度「病床手当金」によって、働いていない期間でも、給与の60~70%をもらうことができます。病床手当金をもらうためには、医師の証明が必須です。担当医に「病床手当金の手続きがしたい」旨を伝えてください。

復職か転職か…しっかり考えて

SEが日々の仕事でうつ病になってしまったら、考えるべきことがあります。

うつ病に追い込んだ会社に復職するか、別の会社に転職するかということです。SEとして働く上で、会社の制度が原因であなたがうつ病になってしまったとしたら、もしかすると転職を考えた方がいいかもしれません。会社制度というのは、そう簡単には変わらないからです。

別業界、別業態への転職も考えてみてください

IT業界、ひいてはシステム開発がメインのSE業界は、人によって「向き不向き」がハッキリします。

自分はSEには向いていないかも…。そう思ったら、リクルートエージェントなど、多くの業界求人を扱うエージェントに相談して、別業界への転職を一度検討してみてください。

まとめ

SEとして働いていると、いつもうつ病のリスクと隣り合わせです。

SEは、長時間労働や勤務形態など、うつ病になりやすい要素が盛りだくさんだからです。これからも今の職場でSEとしてのキャリアを積み重ねるならば、生活習慣に気を配り、うつ病のリスクを減らす努力を。本格的に「もうダメだ」と思った時は、無理せず転職という判断を行いましょう。

人生で何より大切な資本は、「心身の健康」なのです。